ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

銀河について

ロゴスの小径へようこそ。

宇宙と哲学、なんて無関係のように思えるでしょうか。
しかし哲学はもともと、自然科学とは密接な関係にあります。

そもそもこの世界って何?

という疑問(そして驚き)で始まっているのが哲学で

科学者とは哲学者のことでした。

人生のこと、人間のことをどうしても考えてしまう人は
宇宙のことも考えてしまうのではないでしょうか。

私も子供時代から宇宙のことをいろいろ想像する子供でした。
宇宙の果てのその果ての果ての果て・・・と想像すると
怖くなって泣いたりしてましたねw

それは今でも似たような思いです。

今空を見上げて、その先をずーーーっと辿っていっても
終わりがない、果てしないのだと考えただけで気持ちが悪くなりますね・・・

さて
昨日、銀河系についての放送大学の講義を見ました。

宇宙に対する知識は、子供時代に習った知識より
当たり前ですが(笑)ものすこく進んでいて驚きました。

高性能の観測(ハッブル宇宙望遠鏡他で)が可能になってから
宇宙は格段に調査が進んでいて
いま、宇宙の地図がどんどん更新されているそうです。
その範囲は何百億光年!

人間は到底辿り着けないその先を観察し地図を創ることの意味はあるのか?とも思いますが、
興味深いですし、そんなに広範囲な地図があったのかということに驚きました。

空にはどうやら神様は住んでいなくて
銀河がいくつも存在しています。
そんな宇宙の地図をみると、

例え行くことは出来なくても
なんだか宇宙は一気に狭く感じられます。
アメリカ大陸発見!というのと同じことなのかな、と。

当時は驚きの未知の世界でしたが
いまでは世界(地球のという意味での)はとても狭く

宇宙の地図なんてみてしまうと
世界中を旅しなくても地球儀を見れば地球が狭く、
手のひらに乗ったように把握できたように感じるのと似たような感覚です。

私たちは地球にへばりついて住んでいます。
宇宙は
音のない(正確には私たちの鼓膜には音が伝わらない)世界。
空気のない人間は生きられない空間が広がっている。
実はそんな中に自分たちは住んでいるという恐怖。

しかし興味深くはあっても
日々の生活でそれを知らなくても生きて行けますよね。
天に神様が住んでいると思って生きていても
何ら問題はないはずです。

けれどどうしても「本当の」ことが知りたい。
そんな思いで宇宙開発は始まっていますよね。
もちろん経済的な目論見もあるのでしょうけれど。

それは哲学と全く同じことです。
真実が知りたい、ただそれを希求してしまうというだけで

なくても生きて行けますね、この世界の、地球の中の「常識」の中で。

でもそれでは満足できない人がいるんですよね・・・


ところで
現代、宇宙と生物についてはいろんな概念があるそうですが、

こんな風にも考えられてもいるそうです。

生物が誕生したというこの奇跡はあまりにも有り得ないほどの奇跡であり
むしろ宇宙の方がチューンアップされているのではないか、と。

つまり私たち生物にとってこの宇宙はあまりにも環境がよく作られているそうです。
ですから、私たちがいることそれ自体が宇宙がこのようにあるという理由なんだと。

宇宙という「イレモノ」がまずあって、
そこに人間が入っているわけではないという思想ですね。
現代の量子力学の考えに通じますね。

そして私たちが生きているこの宇宙以外にも、
宇宙があるのではないか、とも考えられているそうです。

そういえば宇宙はビッグ・バンで始まってどんどん膨張している、と
子供時代に親に習ったのを覚えています。

そのビッグ・バンを「神の一撃」と呼んで、
つまりそれが神がこの世界、宇宙を創ったのだという「神話」に繋がっていますが

ホーキンズ博士が「神の一撃がなくても宇宙は今のようにできた」というように
数年前でしょうか、発表されて話題になっていましたね。

神が世界を創った科学的証拠が一つ減ったことになりますから。

宇宙は大爆発ではなく、「ゆらぎ」から発生したというのが今では定説だそうです。

これからどんどんもっともっと宇宙が何であり、
その発生はどうだったのかなどが解明されたとしても

それは次々に大陸を発見していったのと同様

物理的に世界を解明していくに留まります。
宇宙は全て「重力」ですから。

なぜ「存在」しているのか

なぜこの世界が「在る」のかという謎は永遠に解けません。

「神」が創ったとして、ではその神ってなぜ「在る」の?

という疑問に変わるだけです。

宇宙のことを知らなくても生きて行けるように
そんな疑問を持たなくても毎日生きて行けますから

人は存在を問う哲学をだんだんしなくなりました。それが現代です。

生きるのに役立つものの方が重要ですから。

哲学がなくても生きて行けますが
経済や、宗教がないと人間は生きていけないですから。

けれどどうしても哲学をしないと生きていけない人が
たまにいます。

答えのない、役に立たない「存在」を
つまりは「真実」を
それでも探究せずにいられない人たち。

子供時代から宇宙のこととか死後のことを
宗教上での説明では満足できずどうしても考えてしまうあなたはお仲間ですw


いかがでしたでしょうか。
どう考えても賛同者が少ないだろうこのブログw
それでもおかげさまで10位以内に帰って参りました!
少数派の皆さまw、ありがとうございますm(__)m

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