ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

後悔がいやなら。

ロゴスの小径へようこそ。

今日とてもとてもショッキングな出来事がありました。
そしてそれは既に経験済みのことだったのにいまさら思いだしました。

過去に私は二回ほど誤診を受けたことがあります。

ひとつは子宮の病気だと言われ摘出を勧められたこと。
まだ20代でした。

治療を開始したもののなぜかしっくりこなくて

netで検索しまくり、誤診の被害者の会を知ることで
本当にいい医師を紹介してもらい
結果、数年おきの検査だけで特に問題なく、治ってしまったこと

もう一つは耳の病気で
大量のステロイドを投薬され

やはり治療に納得がいかず
診察当日そのまま入院、と言われたのを

自分で調べて鍼治療の専門医を見つけて
そこで治したこと


誤診と言っても病院の先生が悪徳だったわけではありません。
どの先生も親身になってくださっていました。
ただ知識が古かっただけ。


そして今回。
引き取った犬がフィラリアだと知り

でもいまはフィラリアなんて、薬を飲ませれば治るんでしょ

と思っていましたし

実際ものすごくたくさんの人に
そんなようなことを言われました。

それでそんなに細かく調べることもなく
この二週間、病院で指定された方法で投薬しただけでした。
(けれど、それでも最初の病院で言われた方法に疑問を持ち
調べて今の治療に至っているので、まだマシなのですが)


今日たまたま会った犬の保護活動をしている友人に
フィラリアを治した人の話を聞きました。

それで気になってちょっとブログを拝読。すると

今はフィラリアの治療には三つの方法しかないと言われていたのですが

ここ数年、新しい方法が見つかっていることがわかったのです。
日本ではまだポピュラーではない
ボルバキア治療という方法なのですがアメリカではもうガイドラインもあり

この春、大手製薬会社のエーザイさんも
その治療薬についてのプレスリリースを出していました。

詳細は避けますが、科学の発達により、
私たちの知るフィラリアの知識はかなり古いと知りました。


今日偶然会った友人から聞けたこと

これはお導き、とか引き寄せ、とか思う人もいるでしょうねー。
まあそれでもいいんですが

そこから私が数時間かけてアメリカの文献を読むまでに至る

この自分の意思がない限り


神に祈るだけで
何もならなかったと思います。



今日このまま入院です、と言われても
自分で調べる。

病院での診断が、それで納得いくものである場合もあります。
それでも誤診を受ける場合もあります。

けれど何事も自分で選ぶ。その重要さ。



ここに至ったのは

自分の病気のときは全て自分で調べるのに
犬のことは病院任せでいいのか?というのが
心にひっかかっていたこともあります。


フィラリアなんてよくあるケースだよ、と
特に保護活動されている方や里親さんには
よく言われていたので
自分はなんて気にし過ぎて物事をおおげさに考えてしまうんだろう、と
思っていた矢先でした。


後悔がいやなら

そういう「他人の判断」や

根拠なく、「自分は大丈夫」と思い込む「神頼み」は

避けるべきです。それらはものすごく楽で
自分で考えずに済むのですが


神に祈るのは

自力で全てをやった後。


引き取ってから二週間も無駄にしていました。

明日、死んでしまう可能性だってあるのに。
(軽度なら大丈夫というのも間違いです)


このことは、病気だけでなく
人生の全てのことに言えますよね。


自分で選ぶ。
吟味して生きる、ということが

人生で最も大事なことです。
(悪い事を避けると言う意味だけでなく)



それにしても
日々のいろんなことの根底に
哲学の思想があるものです。
何をしても勉強になりますね。



いかがでしたでしょうか。


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