ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

本当の幸福を得るには。

ロゴスの小径へようこそ。

コメント欄を今度こそ作れたと思われます。
皆さまにはたいへんご迷惑をおかけいたしましたm(__)m


さて今日も一緒にロゴスの小径をお散歩しまょう。
雨にぬれる緑の香りと共に。


哲学とは魂の幸福を考えるもの。
これなくして幸せはあり得ない。

これは、紀元前の哲学者エピクロスの言葉。
今日大学で知ったばかりです。

私がずっとここで書いていることは、正しかったのです!
むしろ知識がおありの人にはパクリだと思われていたかも(^_^;)

哲学を始めるのに年は関係ありません。若い時に始めればそれなりの
年をとって始めればやはりそれなりの恩恵はあり
まあ自分にとっては今が一番若いわけですから。

…と言うようなことまで!
本当に人間は何も変わっていないんだな・・・と改めて考えさせられます。

いつかこういう哲学者の説をご紹介したいです。
自分の幸福というものへのヒントが宝物のように散らばり
流行りのスピリチュアル本や
成功哲学系の比ではないです。

書き手は哲学を知らない。
哲学を知る人はそういうお手軽本を書かない。

哲学というものが日常から切り離されてしまっているので
私たち一般人にはなかなか知り得ないんですよね。


今日は、いつも話に出してしまう映画の『マトリックス』について。

そもそも私が哲学的な思考のしかたに目覚めたのは、
日本画を始める直前、人生で最も辛い時期でした。
神社に通い出すきっかけとなったのももともとはこの哲学の思想からでした。
(と、最近思い出しました)

その頃読んだある学者さんの本に、挙げられていたのが
マトリックス』でした。

あの映画の哲学的思想の深さを知ったばかりだという学者さんの話を読んでも
当時の私には全く理解できなかったのですが、
ずっと頭の片隅にはそのことがありました。
哲学を知って一気に謎が解けるわけですが。

ご覧になっていない方は検索してみてくださいね(笑)

日々快楽を求め暮らす人間たち。(まあ、これは今の私たちの姿です)
しかしその実態は、暗い倉庫でカプセルに入れられ管を付けられ
夢を見させられているだけ。
現実と思っていた世界は、脳の中で起きているだけで、
実はただカプセルの中で生きているだけという状態の人間たち。

それに気づき真実の世界を知ってしまう一派が、
主人公を含むレジスタンスになるわけですが。

これってまさに
世界とは何かの解釈そのものなんです。
気付いた時には鳥肌がたちました。

私たちは夢をみている間、それが現実かどうかの判断はできません。
起きて初めて、ああ夢だった、と気づくわけです。
としたら
いま、起きているこの世界の方が実は夢かもしれない・・・
極論するとこの世界は実はあなたが見ている夢かもしれないということです。

そんなわけない、感覚がある、ですか?

夢の中では感覚は実際にはないのかもしれません。

にも関わらず私たちは夢の中で花の匂いを嗅いだり、
走ったら足が疲れてきたり、飛び降りれば恐怖を感じたり、
さまざまに感覚しています。
つまり、その区別は夢を見ている間にはつかないのです。

自分と現実の世界は実はなんとあいまいなことか!


例えば
近年、コンピューター、人工頭脳の発達は目覚ましいものがあり、
20年後にはスーパーコンピュータークラスの頭脳を、iphoneの大きさにして
一人一人が持ち歩ける様になると言われています。

数年後には、netで会話する人の10%は人工頭脳であると言われています。
その判別がつかないのは想像できますよね。
今、これを書いている私も実は人工頭脳かもしれない・・・そういうことですから。

100年後には人間と見分けのつかないロボットがいてもおかしくはありません。
その話を友人にしたら、機械嫌いの彼女はそんなの嫌だと言いましたが、
嫌だもいいもないんです。だって見分けがつかないんですから。
当のロボットさえ自分がロボットだとわからないかも。
そして実は自分自身もロボットかもしれない…
これ、覚えてらっしゃいます?映画ブレードランナー
原作は『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』です。

つまりこれらの映画は
世界は自分ひとりの思い込みでできている
という哲学の理論がベースになっているんです。

さてマトリックスに戻り
夢か現実かわからないなら、楽しい夢を見続けて生きた方が幸せじゃないか

という問いが隠されています。

確かにそれは幸せとも言えます。
この世界は自分がみたままが正しいと決めて、
毎日を快楽を求めて暮らす人間たち。
映画の中だけでなく、基本的に人間はそのように生きています。

映画の中では、人間たちはしかし
うっすら気付いているのです。現実とは何かを。
自分たちは夢を見ているだけかもしれない、ということを。

だからこそ目を覚まさせ、現実を見つめようとするレジスタンスの敵にまわるわけです。
現実は見たくない、と。

真実に気付いてしまったレジスタンスの方が幸せとは言えません。でも仕方ないんです。

真実に気付いてしまったら
人間は真実を追わずにはいられないのですから。
そして真の幸せとは、真実を知ってでないと絶対に得られないのですから。

というテーマを理解するまでにずいぶん時間がかかってしまいました(^_^;)

現実とは何かに目を向けない人間たちへのアンチテーゼでもある映画なわけです。
深い・・・!

マトリックスの映画の根底に流れるのは
自分の本当の幸せとは何か、という問いです。

そもそも自分ってなんでしょうね?

もしかしたら管につながれ夢を見させられてるだけかもしれない自分。
もしかしたら実は機械かもしれない自分。
もし自分が本当は機械だとしたら生きる目的を失いますか?
幸せになれませんか?
人間ならあるのですか?
そもそも自分は機械だと知らないなら、夢を見ていると知らないなら
その差は?

この世が全てあなたが見ている夢だとしたら
そんな自分の幸せとはなんですか?

考えてみてください。
自分で考えてみることが重要なんです。
誰かや私の言葉ではなく。


自分が機械かもしれない
自分が見ているこの世界は夢かもしれない。
完璧にそうではないと言い切るならその根拠は?

映画になると言うことは、あり得る世界だからです。

自分が何者かなんて、わかっているつもりで実はわかっていないんです。

としたらどうしたらいいの?
自分もわからないのに幸せなんてわからない。

でも幸せになりたい。
どうしたらいいの?

わかりませんか?
簡単ですよ!!!


幸せは、自分が感じるもの。
あなたが機械でも夢を見ているだけでも、なんでもいいんです。
自分が幸せだと感じ取れさえすれば。

映画の様に、幸せな夢を見させられて(=人に与えられた幸せ)
うっすら真実に気付いるのに気付かないふりをして快楽の夢に住むのではだめです。
だって自分の幸せは偽物だと気付いてしまっているから。

厳しい現実であっても、自分にとっての真実を見つめる。
その中でこそ自分の決めた、本当の幸せが掴めるのです。

そこが理解できたら
今度は実際に幸せになる具体的な方法のヒントをいくつかご紹介いたします。
ヒントでしかありません。
自分の幸せは自分で決めるしかないので・・・でも
大きなヒントになります。

いかがでしたでしょうか。

ランキングに参加してみました。
励みになりますのでクリックお願いします♪
今、苦しい人の苦しさを少しでも減らすきっかけになれば・・・


人気ブログランキングへ