ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

哲学者の定義する「幸せな状態」とは

セルフコントロールカテゴリ1位を更新中!自己啓発もう少しで4位なんです(>_<)
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あなたは「哲学体質」?

さて今日は
幸せとはどういうものかについて
古代の哲学者たちの考えの一つをベースに考えてみたいと思います。

先日お話した、自分の幸せって何か って、考えてみられました?

恋人や家族がいて
お金もあって
したい仕事ができて
しかもドンドンこなして
友達もたくさん
美しく生まれて
まだ若い
頭も良く
食べても太らない(笑)

というような要因だけが幸せに直結しないのは
一見それらをもっていると思われる
例えば芸能人などをみても
彼らが幸せなだけではない様子で自ら命を断ったり
薬に溺れたりするのを見ると改めて意識させられる気がします。

幸せはその人その人の
心の状態。

お金があって幸せな人がいれば
お金があっても不幸な人もいる。
それは自分自身が自分の幸せを決めているからです。

古代の哲学者の一派はこう考えました。
「心の動揺」が少ないと幸せになれる、と。

中学生の頃、読んだ本があります。
それは、

幸せとは心が揺れない状態であり
悲しすぎてもいけないけれど
幸せすぎてハイな状態になってもいけない

というもので、仏教がベースになっていました。
当時はその意味がわかりませんでした。

だって、幸せすぎてもいけないってどういうこと?
常に幸せな方がいいに決まっている、と。

その思想は実は大人になってからも続いていたように思いますし、
表面だけを捉えたスピリチュアルや成功哲学でもそれを押し出しています。

幸せすぎてはいけない、と思うのは、
幸せを逃す

という感じで。

自分は常に幸せだ!と思い込むのが大事、みたいな。

落ち込んだときにふと、
「あ!いけない!今幸せじゃない、と思ってしまったからこうなったんだ!
幸せだと思わないと!!」という強迫観念に襲われたり。

でも考えたのですが。

ずーーーーーっと幸せならそれはそれがいいです!
幸せな状態というものに慣れてしまえば
また更なる幸せを求めるものだという定義を加味しても
ずっと幸せ、毎日幸せ、ならそれに越したことはありません。

でも。
人間なら必ずあるんです。落ちる日が。

人には「自分はいつも幸せ!」と言っていても
あるいはそれは縁起を担いでそう言っているに過ぎず

心の浮き沈みはあります。
無いわけがありません。

だってそれは絶対的ではなくて相対的なものだから。

つまり自分の中にあるものなので、幸せを感じるには
そうでない状態を感じなければ「幸せ」という状態はあり得ないからです。

それに気づいたとき私は

心の安定こそが、自分の幸せなんだと気づきました。
本当にごく最近のことです。

不幸な状態がないこと、それこそが
幸せなんじゃないかと感じるのは、自分が年をとったからかもしれませんが(笑)

友だちに、瑠璃の人生はジェットコースターみたいだね、と言われて
初めて自覚したのですが。
起こっていることは全く同じ、それをどう捉えるかという問題なのですが、
実際にはどうしたらいいのか・・・。

明日は、古代の哲学者たちがどんな風にすれば
この安定が得られるとしたかをご紹介します。


いかがでしたでしょうか。

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(c)瑠璃白 2012



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