自分を認めると楽になります。

ロゴスの小径へようこそ
なぜか心に空洞があるような感覚。幸せなはずなのに。それはなぜでしょうね？一緒に探してみませんか。ロゴスの小径ではやさしい哲学の考えであなたの世界観を変える可能性をお伝えしています。

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こちらをまずご覧いただけると、このブログの内容が理解しやすいと思います。良かったらご一読くださいませ。
ロゴスの小径へようこそ
あなたは「哲学体質」？

自分の全てを受け入れる。

あなたは今のままでいい。

欠点など一つも無い。

あなたは完全です。

あなたはあなたで大丈夫。

だってそれはいまのあなたの責任ではなく

インナーチャイルドの問題。

前世、カルマの問題。

ご先祖を敬っていないから。

誰かがあなたに嫉妬しているから。

あなたを少しだけ引き上げるとしたら

あなたの自己評価が低いから。

もっとポジティブに日々を過ごして。

強く夢を持てばいいだけ。

願えば夢は叶うから。

今を楽しく過ごすだけで

幸せはやってくるから。

・・・
スピリチュアルな言葉たちは
いつも今のあなたを肯定する優しい言葉ばかり。
そうして一瞬でも癒されるならそれでいい。
今の自分を許して
甘い言葉を頼りに生きていくのもまた一生です。
皮肉とかではなく、本人にとってそれが幸せであればそれでいいのです。

しかし現代のスピリチュアルブームの問題は
この自己肯定にあるそうです。
（ちなみに真の意味でのスピリチュアルは医療現場や教育の現場に生きています。
それらとは別物と言っても過言ではありません）
このあたり詳しくお知りになりたい方は、
私の先生の著書

スピリチュアリティ革命―現代霊性文化と開かれた宗教の可能性

をお勧めします。ただし学術書ですので、
冒頭の言葉のようなひらがなと改行ばかりの（笑）スピリチュアル本とは一線を画します。
正しくスピリチュアルに関わるための知識も書かれており、
どういう人（先生として）が正しいと言えるのかも理解できます。

さて
この自己肯定の甘い言葉に没頭する
スピリチュアルを信じてしまう人たちの統計という
怖いものが実はあります（笑）

20代後半〜50代女性
現代の切り捨て社会についていけず、企業から取り残され
（つまり正社員として会社に勤め、出世していくような）
比較的高学歴、家は比較的裕福、しかし自分は低所得（収入が社会一般以上に減った）

だそうです。

どうしますこれ！！うひゃ〜〜〜〜〜という感じじゃないですか？！
もしくは大爆笑じゃないですか？？？
そういうサンプルがなんと多いことか！
もちろん自分もです。

現実の厳しい競争社会から取り残された自分。
その原因はなんだと思いますか？
自己評価が低いからですか？
ご縁に感謝しないからですか？

自分の能力の低さと
コミュニケーション力の低さが原因です。

にもかかわらず、
その原因を自分以外の外のものに求めているのが
今日の冒頭に羅列した言葉たちです。

いわく、カルマだ、
いわく、夢を思い描いていないからだ
環境が悪かった
あの人さえいなければ・・・

私もそうでした。
思えばたいして能力もなかったのに
今から思えば身分不相応な年収をそこそこ稼いでおり
管理職にまでなって

そこでスピリチュアルブームです。

正直会社は毎日辛かった。

今のままでいいの？
私にはもっと天職があるのでは？
今の職にこだわり「手放し」ができていないから
もっと好きなことを仕事にできていないんじゃないの？

私は仕事を辞めました。

それは自己実現のために計画された転職ではなく、
自分の能力の低さゆえに他なりません。

仕事を辞めて大学へ行ったことは結果的に大きく自分の人生を変え、
ありがたいことに仕事も得て、なによりも哲学と出会えたので後悔はありませんが、

もし自分に能力があれば、会社に勤めつつも大学へは行けたはずです。
学費に苦労は不要だったわけです（笑）

スピリチュアルを頼りにすれば成功できるのだと思い込んでいた、と。
それは間違いだった、と。
厳しいですね。現実を認めるのは。
でも私は認めることにしました。
これをいったん認めないと、
生きる意味や死について考えることができないからです。
現実の自分を認めることをしないで、
なぜ真実を見つめる、などと言えるでしょう。

ちなみにスピリチュアル的な言葉を唱えながらも
夢を実現している人たちもいます。
書店でブログでたくさんそういう人がいるので、
あるいは自分も、と思ってしまうわけですが（笑）
実際の成功者は現実的です。
現実的な努力と行動の上に、スピリチュアルと言うエッセンスをのせているだけです。
もしくは、成功した、と思い込もうと努力しているかの
どちらかです。

自分の人生は自分で決める。

それができないからこそ
それが怖いからこそ
人は宗教に頼ります。
神様の言うとおりに、教義に従います、と。

宗教でないならスピリチュアルに。
今日は日がいいから
占いでこういう結果だったから

自分の責任はそこにはいっさいない（と思い込むことができる）

しかし
自分の人生はいつも自分が決めてきたのです。
そしてこれからも自分で決めて行くのです。

認めるのは怖いですよね。でもね
ここを認めてしまうと
信じられないほど楽になります！！！

自分は間違っていなかったと（自分に）言い聞かせて生きるのは
予想以上に疲れるものなのです。

今私は大学で学び
ますますそのことを自覚しています。

いつものように（笑）
みなさんはこうして公然と自分の恥をさらす必要はなく、
誰にも言わなくていいのです。
自分が間違っていた可能性を。
なので少し考えてみてください。

自分を認めてあげる、とはそういうことです。

自分を認めてあげると楽になります。
そして
そこからまた始めればいいだけです。
全く問題ありません。

ただ、これもやはり自分が幸せな方を選べばいいということになります。

体重計にずっと乗らずに、
自分は太ってなんかいない！スカートが縮んただけだ！
と思いこむようにして生きて終わる一生か

体重計に乗って現実を見つめ今の自分を認めて
努力を始めて自己実現するか、

の違いです。

うわ、嫌な比喩ですねえ（笑）
こんないい天気の日曜に、なんて話題を私は（笑）

いかがでしたでしょうか。
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