ポジティブって？
ロゴスの小径へようこそ
なぜか心に空洞があるような感覚。幸せなはずなのに。それはなぜでしょうね？一緒に探してみませんか。ロゴスの小径ではやさしい哲学の考えであなたの世界観を変える可能性をお伝えしています。
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ロゴスの小径へようこそ
あなたは「哲学体質」？
ポジティブは大事です。
そんなネガティブじゃダメ。
ネガティブを引き寄せてしまうから。
じゃあ今からポジティブに！って・・・
出来ないのでは、と
常日頃思っていたのですが
そもそも
ポジティブってどういう定義なんでしょうか？
なぜ「ポジティブ」があるのかというと
…
ネガティブがあるからです。
ネガティブがなく、ずーーーっとポジティブなら
それをポジティブとは呼べなくなりますよね。
単なる日常になるだけですから。
実はポジティブのみが正しいと唱えるのは、一昔前の思想です。
私たちが正しいとなんとなく思わされていることは、モダニズムの影響がほとんどです。
開国と戦後の二度にわたる急激な西洋化、近代化
時代も人も常に真っ直ぐな一本の軸を進化して進んでいるという幻想
明るいものが
上昇するものが
前進するものが正しい
それが当たり前
科学は自然をも支配し
人間の感情をもコントロールできる。
ネガティブはいけない
ポジティブは正しい。
近年心理学でも問題視され、
かなり前から既に多くの著書で語られていますが
なぜそれがスピリチュアル思想に広まらないのかと思ったら、
上辺だけのスピリチュアル支持層は
自分とあう思想以外の本をあまり読まないからそうで…なるほど。
そんなのネガティブだからでしょうか（笑）
しかしその後私たちは知る。
水も山も木々も動物たちも虫も
皆同じ命であることを。
科学は万能ではなく
人間は地球の支配者ではないと。
にも関わらず
私たちの先入観はいまだ解けず
自然や利他的な愛を解きながら
ポジティブ信仰や
カルマを信じる。
ポジティブでいれば幸せになると。
カルマを落とせば幸せになると。
誰が？
自分が。
自我を捨て
地球に、あるいは宇宙に住まう生きとし生けるもの全てが繋がるというような思想を受け入れたはずの私たちが
自分の幸せを獲得する手段を探しまくる。
ちなみに生まれ変わりの定義をご存知ですか？
生まれ変わりというものがあるとしても、
前世を知ることはできません。
論理的にも、そして宗教的にも
知らないからこその「生まれ変わり」なのです。
カルマと言うものが存在しても私たちはそれを知る由はありません。
カースト制度に生きているのでない限りは。
この矛盾は
モダニズムとポストモダンを経て
それらの思想を知らずに受けている私たちの先入観の中にあります。
ネガティブである自分を責めたり
一つの会社に長年務めないでいる自分を責めたり
仕事を変える自分を責めたり
自分のしてきたバラバラなことたちが、どこかで一つのものに帰結しないなら自分の人生は間違いだったと感じたり
上昇するように生きない人生を負けだと感じたり
しかしその上昇の定義は他人の決めた定義でしかなったり
それに気づいて自分探しをしてみたり。
全ては私たちが親や先生や様々な情報から受けた先入観によるものです。
どんな生き方をしようと
自分が幸せだと決めたら幸せであるという真実が
何か、まやかしの言葉遊びの
敗者の言い訳のように聞こえるのは
私たちがこれらの先入観に気づいていないからです。
自分の持つ、本当の価値とはなんでしょうね？
それは人それぞれ違うものだと思いませんか？
もっと言えば「ポジティブ」という言葉の概念さえあやふやなのに、
それで悩むなんて無駄な苦しみ
そこを真剣に考えることが
生きることを
そして死んで行く意味を
考える一つになると思います。
ちなみに
「ネガティブである自分を受け入れる」
とか言うのも
正しい心理学的見地からの発言でない限りは言葉遊びですね。
例えば私は大学でいろんな知識を得て
人生が激変しました。
ポジティブに見えますが、
勉強することはやはり地道な努力であり、
皆が飲みに行ったり遊びに行く時間に
本を読んだり講義にでたりしています。
試験は苦しくないと言えば嘘で、
日々自分の頭の悪さに涙が出そうになります。
これをネガティブだからやーめた！として
それで幸せな人はそれでいいのですが…
受け入れるもなにも、
それなくして自分のポジティブはありえません。
まとめますと
ポジティブでいることだけが正しいとするのは
間違った先入観でしかない。
モダニズムとポストモダンの思想を知らない人に言われてもその言葉に真実はない。
ポジティブがいいもの
ネガティブがわるいもの
と言うような、ほんの一面だけをその言葉の意味そのものだと思い込んでいるのは
哲学教育レベルの低い日本だけです。
深い思想のない言葉に傷つく必要はありません。
この内容、あるヒーラーさんにネガティブが原因で
ものごとがうまくいかない、といわれた方への
セッション内容の一部になります。
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