ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

人は悲しいから泣く?

人は悲しいから泣くのではない。泣くから悲しくなる、という理論をご存知ですか?
これは脳神経科学で解明されている事実です。

実は愛犬が昨日突発性前提疾患になりました。

先代の犬も同じ病気をきっかけに亡くしており、
勝手はわかっています。
24時間介護が始まりました。

治る子は治りますので
いまは何とも言えませんが

行くはずだった旅行も
忘年会も
クラス会も
なにもかもキャンセル。
もしかしたら大学も・・・

たくさんの人に迷惑をかけるのだけが
気がかりで申し訳なくてしかたないのですが、

それにも増して
愛犬のこが気がかりです。

治る手立てはない病気であり、
こんな状態でできることは限られます。
先代のときは泣いてばかりいましたね。

ところで、脳科学的には
人は泣くから悲しくなるそうです。

つまり、脳で感じる(考える)よりも
身体が先に反応するそうです。

例えば熱湯にうっかり手をいれてしまったら。

あつい!と思う前に人は手をひっこめます。
脳の反応を待っていられないわけです。

涙でストレス物質が出る、ということも
あるそうなので
泣くのがいけないことだとも言えないのですが、

こういうとき
慌てて泣きわめいても
落ち着いて行動しても
結果は同じ、

むしろ後者のほうが
いい結果になりそうですよね。

感情をコントロールするのを
自分でできるようになるのは
いい結果を招くとも言えそうです。
特にこういう非常時にはよけいに。

ところで
死ぬ直前に「お迎えが来た」とか聞きますよね?
あれは半分以上の人が実際に見るそうです。
それが何なのか、
脳の見せる幻なのかはエビデンスがありませんが

そこから人は悟った様に幸せそうに
逝くのだそうです。
羨ましいですよね。

方法はなんでもいい
心を動揺から守る方法を身に着けるのは
重要なことだと思います。

とはいえ
ある方が、哲学的な考え方をしはじめたら
心が平坦になり、喜びを感じるのが少なくなってしまった、
と残念そうにおっしゃっていました。

そういう方はもちろん
感情に任せるような生き方でいいと思います。
誰にも止める権利はありません。

古代哲学者も
さまざまな宗教も
心の無動揺を幸せと定義していますが

そうでなくてもいいわけです。
自分が幸せに感じるように生きれば。

私は
ここで大泣きすれば哀しみが増し
心が動揺するのを知っています。
すると脳まで、悲しんでいるんだと脳に刻印してしまう。

もちろん悲しいのは当たり前ですが
今の時点では悲しむよりも
できることを冷静に目いっぱいすることの方が
自分には重要なので
勉強したりしています。

心の動揺に乗るか
心をある程度冷静に保つかは
ある程度は自分でコントロールできるということですね。
実際それを体現できていますから。

心の無動揺が幸せだ、もしくは
その時によっては合理的と感じる方は
ぜひ意識してみてください。

いかがでしたでしょうか。

暗い話題でごめんなさい。
がんばっている愛犬のために、と言うとずるいですね。
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