人間の根本欲求

自分はなぜ生まれたのか。どこからきてどこに行くのか。生きる意味とは何か。
人間なら誰しも一度は考えたことがある、と
大学の先生はおっしゃいましたが
それは先生が深く思考するような環境で
生きてこられたからで

哲学せずに生きている人が
現代には多いと感じます。

既出の問題の答えに
安易に
人間にはお役目があって高次元の…
と答えてしまう…

そしてそれを信じてしまう。
宗教ですね。

人間のそれらの欲求は
哲学にも答えられません。

答えはないのです。

にも関わらず、
神様が創りたもうた、と
信じきれない人は

やはり考えるしかない。

しかし考えても考えても
答えはやはりなく

結局なにか
神様的なものを信じる、想定するしか
無くなるのですが。

ちなみに
神様ではなく、これを
宇宙の原理、としたのが仏教です。

宇宙の様々な原理を、
しかし一般人にわかりやすいように
仏像に置き換えただけで
たくさんの仏像がありますが、
一つ一つが原理を表しています。

さて
この、
神様が創りたもうたとは思えない、
しかし考えても答えはなく
やはり神的な何かを想定してしまうような

ぐるっと思考を一回転させることが
実は大切だそうです。

ただただ
生まれたことは神様の祝福で
感謝で
を盲信、できればいいのですが（笑）

できっこないですよ。
だからこそ
本物の宗教家は
この一回転、をしています。

ちなみに自分は宗教とは、関係ないと
思った方。
スピリチュアルは宗教のカテゴリです。

ご縁が、
天職が、
再生が、

ヒーリング
セラピー
自分探し

というキーワードも全て
宗教的なものなのです。
人間は宗教的なものを必ず内包しています。

で、
学問すると、なんでも
この
一回転が大切なのはすぐにわかります。

逆もまた真なり、を理解しないと
哲学は、そして全ての学問は
理解の限界があります。
それは教科書にも頻繁に書かれています。

人生には無駄がないといいますが
この一回転のためには、
どんなまわり道も必要だった
と言う意味だからだと言えるのではないでしょうか。

最近過労からアップが遅れ気味です。
お陰様で愛犬は少しずつ回復傾向ですが
まだ介護が必要です。

犬の病気なんて無い方がいいに
決まってる
でも起きてしまったことはもう
考えてもしかたない。

なので
抱っこが嫌いだった愛犬が
甘えてくるのを楽しんだりしています。
これがなければこういう時間もなかったな、と。

そしてこんなときこそ
宇宙について考えたり
人間が生きる意味を考えると
なんだか切羽詰まったような気持ちが
広い視点になって、一気にほぐれるような
感覚になります。

いかがでしたでしょうか。
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