ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

悩みを解決する実践

実際に私が抱える悩みを論理的に分析して解決してみたいと思います。
ソクラテスも言うように、私にはコーチングなどで
人を導く能力はありません。

昔乗り越えた悩み以外はまるで悩みがないように
人を導く方々が本当に羨ましいです。

私は未熟なので悩みがいっぱい。
でも、だからこそ
一緒に解決していきましょうよ、
悩みは人それぞれですが
一緒に解決していくことが
魂のケアにつながる、つまり
自分だけでなく相手も癒されるのですから。
(あ、これ怪しげなきれいごとではなく、
きちんと大学で習ったことであり、
他大学では学科まで設置されている最新の
心のケアの話です)

さて今回のお悩みは瑠璃さん(笑)

瑠璃さんは
まるで導かれるように、
ずっと参加したかった神社の神事に参加できることに
なりました。

ところが愛犬の病気でキャンセルせざるを得なくなったのです。

神社の絵を描くことを仕事にしている瑠璃さんにとって
もう一生ないだろうこのチャンスを逃したこと

それは言葉では言い尽くせないほどの
悲しみです。

でも愛犬が回復してきたから
良かったよ

と言ってくれる人がいますが

愛犬の病気や回復はまた別の話で
このことの替わりには成り得ませんよね。
行けなかった結果によって
愛犬が回復したのであれば
意味がありましたが。

その日体調でも崩したなら
ああやはり行かなくてよかった、と
思わなくもなかったのですが
体調は万全。

そして瑠璃さんは思うのです。

ああ神社に呼ばれなかったんだ
もしかしたら
神社を描くことの意味はないという
神様のメッセージかもしれない

宗教学で宗教のなんたるかを知ってしまい
神社にもあまりいかなくなってしまっていた
罰かもしれない

私と言う存在は、
ただただ神社に行く仲間を集める
橋渡しをしただけのものだったのかもしれない

・・・・ね?
こんな風に次々と
根拠のない妄想が沸いて来て
第二の悩みとなるわけです。

前だったらここで落ち込みましたねー(笑)

いや、今も落ち込んでいますよかなり。
でも冷静にそんな自分を見れる、
もう一人の自分がいるのです。

先日も書きましたが
キッチンの改装や、新しい試みの絵の制作を始めて
無理やり(笑)「結果オーライ」な自分を作ってはいますが

それでもあとからあとから
悲しみが沸いてきます。
単に旅行にいけなかった、のではないからです。

神社に御縁がいただけなかったショックからです。

そこでちょっと考えました。

「きっとこれができなかった代わりに
違ういいものが手に入るに違いない!」

これは心が休まります。
手放しせざるを得なかったものが大きければ
大きいほど
手に入るものも大きいと言いますし
楽しみになります。

今回の神社参りで、
来年同じ神社さんに
白装束での神事に参加させていただくことに
なっていたのですが、そちらは
あきらめることにしていた・・・けれど
そちらに行くことにしろ、という
意味かもしれない!!

これがプランA


対するプランBはこちら

でも手放しなんて、現実にあるかどうか
わかんないし。
ないかもしれない。
来年の神事も行けるかどうか愛犬次第。

としたら今そんな風に思い込むのは
・・・いや
思い込み切れない自分だし。

それよりこの苦しみを
何かに転嫁させよう。

私は常にご機嫌で
まるで神社に呼ばれるようにあちこちの神社へ参り
あっさりとインスピレーションを得て
描いてきた。

でもそれは、
自分は悩みが全く無くて、人にコーチングするような
そんな状態と同じ。

それでは魂が寄り添えない。

この悲しさと
愛犬の介護で心身ともにギリギリな状態

ここから描くものこそ
何かを掴みとれるのではないか。

文学にしても絵画にしても
過去の素晴らしい作品は
作家たちが敢えてその境遇を追いつめたりまでして
つくりあげたもの。

とことん(神社の)神様に
見放されてみよう。

・・・
うん。プランBも悪くない!
なんなら両方あればなお良し!

もちろんこれで全てスパッと
解決するわけではありませんが

なんだかこうして考えると
感情が落ち着いてきます。
そうそう、これこそ
セルフコントロール

悲しみの根源は
行けなかった、という事実でなく
神様に見放された悲しさでもなく
神社作家であるところの自分が
神社に絶妙なタイミングで行けなかったことに
自分のアイデンティティにかかわる部分で
あったはずです。

東京都にお住いの瑠璃さんのお悩みは
A 替わりにいいことがある!と思い込む
B 行けなかったからこそできることをする

の両方を採用で緩和されたようです(笑)

神様に見放されたというような
なんの根拠もないことや
その因果なんかを考えてしまうのは

そんなものなど無い
と知っていても
どうしても振り回されてしまうものです。
人間ですから。

というのを知っているかどうか。
そこが
自分をコントロールする分岐点のように思います。

いかがでしたでしょうか。

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