自己欺瞞

自分の真実を知りたくない、認めたくない。
人は自分をごまかします。
それが自己欺瞞。

しかしごまかしたところで、
実は真実はわかっている…
それは誰にとっても、です。
自分をごまかしていない人はいません。

例えば

カフェで働く自分。
お客さんに笑顔で接し、
言葉遣いも服装も本来の自分とは違う、
と知りつつ
糧を得るために自分を騙し
その役を演じる。

本当の自分は、お客に理不尽にされたら
怒りたい！ムカつく！

でもそれを抑え込むわけです。
自分を偽り。

店員さんでなくても
私たちはこうして自分を偽り
騙しながら生きていますが

真実を知っている以上
それが長続きしないのも
わかっているそうです。

仕事だけでなく恋愛でもそうですよね。
気のないフリをしたり、
下心なんか全くないフリをしたり、
自分をよく見せたり…でも
長続きはしない（笑）

この自己欺瞞から抜け出すことこそ
真の自由だそうです。

それは本来の自分の真実を
直視するということで、
責任を伴います。

それが出来ないのでたいていの人は
自分をごまかし
気づかないフリをして
生きるそうです。

買い物をしたり
運動をしたり
音楽を聞いたりして。

それらは
自分を直視せずに自分を埋めたかのように見えます。

が、実は何も埋まっていません。
自分の人生の責任を回避するために
自由を捨てて
自分をごまかして
真実を見ないで生きているからです。

音楽をを聞いていい歌詞だと感動しても
それは表層に留まり
だからと言って人生を変えるには
至らない…うわ、図星！(^_^;)
正直これを読んだ時は
アイタタ、という気持ちでした(^_^;)

もちろんそれをきっかけに
成功してしまうような人には
音楽もただの自己欺瞞の道具では無かった
と言えるわけですが。

自由とは責任です。
誰もがお金を稼ぐために、
自分は自由だと言いながら、
そうはなりきれないのを
知っています。

真実の自分ではない、
つまり自己否定をしたあと
また真実の自分に向き合うことが
自由になる手段だそうです。難しいね。

ご興味のある方は
ハイデガーやサルトルをご一読されてみてください。
簡単に説明、は難しいのですが
読んで思想していくと
自分なりの何かが掴めます。

いかがでしたでしょうか。
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