ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

いつも上機嫌でいられない理由

どうしても他人と自分を比べてしまう。比べてないようにしているのに、
なぜか自分がダメな気分・・・

なんでいつもあの人みたいに
上機嫌でいられないんだろう。

常に上機嫌、というものは存在しません。
なぜなら、常に上機嫌、であれば
それはその人にとっては「普通」の状態であり、
その人にとっての上機嫌、とは
更に上々機嫌?
のような状態になるわけで
その上々機嫌がその人の常に上機嫌、になるとしたら
やはり普通、の状態になるわけで・・・

そう考えると、やはり、
常に上機嫌な人はいないということになります。

いつも上機嫌に見える他の人も、
実は常に上機嫌、ではありえないのです。
自分はいつも上機嫌、と思い込もうとしている人も
実は常に上機嫌、ではありえません。
悪いことではないですよ、
そう努力しているのですから。

ただ、いつも上機嫌でなければ、とか
他の人はうまくいって楽しそうなのに、
どうして自分だけ、とか
思うことは間違いだということなんです。

そもそも他者と自分は比べ得ません。
お金さえあれば幸せなのにーと思っても
不幸なお金持ちの人もいますし。
あんなにきれいで才能もあって人気もある
芸能人がプライベートを苦に自殺・・・とか

幸せとはやはり、
その人にとっての幸せなんですね。

彼の心が掴めさえすれば何もいらない
それだけで幸せ

と思っていても
周りから見れば
「え?!あの人のこと??うそーーありえない!」

だってあり得るわけですw

そもそも人の心は読めませんし、
その人の全てを知っているわけがない。

では「私」は
いったい何と比べてそんなにはっきりと
自分はダメだ、なんて思ってしまうのでしょうか?

自分の知り得ることは
自分の気持ちだけ。
他者の真実の気持ちは永遠にわかり得ない。

それにダメ、と思うのは
ダメじゃない時期もあるからですよね、
でないと、上機嫌の定義と同じように
常にダメ=平常になるわけですからw

答え、わかりますか?
私たちは、過去の自分と比べているそうです。

過去の自分と比べて
ダメだ、とか
機嫌が悪い、とか決めているわけです。
自分の気持ちならわかり得ますものね。

でも
過去の自分は既に
今の自分ではありえません。
それは昨日のことであってもです。

過去を直したい、と思っても
直せるのは今だけ、です。
過去の感情を見ているのも
いまの自分。

とすると、過去の自分は
他人と同じだそうです。

過去の自分の幸せや不幸せは
今の自分には解り得ない。

過去の経験が今の素晴らしいことにつながったとして
過去を眺めると、その過去もいい思い出かも
しれませんが、
当時の自分には死にたいほど辛いことだって
あったはずです。
今の自分には知り得ません。

あのとき、あんなことしなければ
今はもっと幸せだったかも、と思っても
あのときそれをせずにはいられなかった
自分、というのが存在したわけで
今はまるで他人となった自分だから
そんなことが言えるわけですよね。

小学校のとき、つまらないことで
死にたくなったなあ、とか
笑い話もありますが
当時の自分の気持ちはいまは知り得ません。

そんな風に
あなたが比べている過去の自分、とは
もはや他者と同じです。

つまり比べても本当に
今の自分がダメか、なんてわかり得ないんです。

行き詰ったとき
過去の自分と比べてしまっていないか
考えてみてください。

他人と比べちゃダメ!とは
よく聞くので意識しますが、
自分の過去、は盲点だったりします。

いかがでしたでしょうか。

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