ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

「以心伝心」

黙っていても想いは通じる。いえ、語らなくてもわかって欲しい。わかって欲しいのにわかってくれない。

そういう思い、したことありませんか?

人は誰でもそれにはまり込みます。
恋愛だけではなく職場や友達や・・・

なんでわかってくれないの?

・・・わかるわけがありません!
以心伝心、なんてそりゃーたまに偶然通じるようなことは
ありますが

基本無い、と思っていいですよ。

だからこそ言葉があるんですから。
思っていたら通じるなら言葉はここまで
発達しません。

私は昨日今日と、ちょっと人生の転換期というか
そんな出来事に遭遇してしまいました。
それは、

言わなくてもわかってるだろう

という根拠のない、無意識の積み重ねで
できてしまった溝。

話さなければ伝わりません。

他人の考えなんてわかり得ないのですから。
それは、自分の勝手に考えた他人像でしか
ないのですから。

仕事では、だからこそミーティングを重ね
擦り合わせたり、確認したりしますよね。

家を建てるのであれば
赤い屋根にしますか?
壁の色は?
というように。

この人は言わなくても赤い屋根だと
知ってくれているだろう

とか

10年前に私は赤い屋根が好き、と
言ったんだから
言わなくてもそうしてくれるだろう

とか。

逆に
10年前赤い屋根が好きだと言ってたから
勝手に赤い屋根にしておこう。
・・・でも今は青い屋根が好きだった、とかね。

話さないと不利益が起きますよね。

親しい人とでも
擦り合わせが必要なんです。
この人はこう考えているだろう、という
思い込みで人は走ります。

思い込みの激しい人もたまにいますので
そういう人と話すと、
「わかった!●●だよね!」とすぐに反応されても
全然違う・・・ということがあったりw

言葉でないと通じないものは
確かにあります。

言わなくても通じる、は
同じ経験を何度もしているものだったり

「いつもの」
「はい、バーボンをダブルで、ノーチェイサーですね」

みたいなw

人間関係にどこか違和感を感じたら
擦り合わせが必要なのかもしれません。

話し合いは勇気がいるし
気が重いです。

でもそれを乗り越えると
お互いの気持ちを勝手に悪い方に推測して
どんどん悪化していく関係に
歯止めがかかります。

自分を変えなきゃ、とか
もっと自分を●●して、とか
わかってるけど、できないーーー!と
思うような時は

擦り合わせ、話し合い。
これなら「自分を変える」よりも
簡単にできます。

試してみる価値はあると思います。
哲学の第一歩。
まずは「定義」を擦り合わせる。

つまり、
お互い同じ「幸福」について話していたとしても
その定義が違っていたら
話し合いの意味はないですよね。
例えば一人はお金、一人は友情、を
幸福の定義にしていたら

同じ話をしているつもりでも
噛みあいません。

「幸福になるためにいっぱい欲しいよね」(お金が)
「そう?数より質じゃない?」(友達が)
「えっ?円よりドルとかそういう意味?」

・・・みたいなww

まずは定義を擦り合わせないと、
話し合いの意味もまったく変わってしまいます。
それをしたのがソクラテス

自分を変える努力の前に、
まずは定義の摺合せをしたら
案外そこで、あれ?と気づくかもしれません。

いかがでしたでしょうか。
今日も実体験でお送りしておりますw
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