ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

生きるのも死ぬのも嫌なとき

人は、どんなときに死にたくなるのでしょう。いろいろ理由はありますが、
「他人との関係性に未来を描けなくなったとき」だそうです。

人間とは社会に生きる生き物です。
他人との関係性が全て、
他人との関係性こそ、自分、とも言えるわけだそうです。

なので、他人と自分との繋がりが精神的に断絶され
未来にもその期待が持てないと
生きる意味を失ってしまうのだそうです。

確かに、会社や学校で人間関係がうまくいかないとき、
それが自分の一番の苦しみになりますよね。
仕事自体がうまくいかなくても
同僚皆で励まし合うような環境であれば
人はあるいはそれを乗り越えられる、というのは
簡単に想像つきますよね。

まあ、上記は哲学的思考の極論で
たいていの人は、多少のできごとでは死にたい、とまでは思わないわけです。
さりとて積極的に人生を生きる!と
希望に燃えているときならいいのですが、
そうでないときは・・・

生きていることの意味のなさに気づいたとき。
がんばっても成功してもしなくても
結局人は死ぬ。ただそれだけ。

生きることは虚しく
しかし終わりにできないので生きるしかない。

生きることも
死ぬことも嫌なまま
死が迎えに来るまでを過ごすだけの若者の
精神的ケアをいている哲学者の本を借りてきました。

まだチラ見しただけですので、
内容を読んだらシェアしますね。

しかしそのタイトルを見た時
ドキッとしました。

『生きることも死ぬこともイヤな人のための本』中島義道

私は最近本当に、人生の岐路みたいなところに
立っていて
よーし!やってやるーー!というような意気込みよりも、

なんか疲れるな・・・
もう終わりにできればいいのに・・・

という思いが頭をかすめることもあるのですが、

といって死にたいわけでもない。

この本を見たときは手にせずにはいられませんでしたw

基本私は逆境にあうほど強く立ち向かうタイプなのですが
ふと、
何もかも面倒になることがあります。

ありませんか?
そういう時。

何をしても結局死ぬ。
自分が今生に残せるものは何もない。
いや、何も残したいともそもそも思っていない。
富も名声も何もなく歴史に名も残せない。
残せたとしても、人は死ぬ。
今のこの頑張りは、
何にもならない。

それでも生きて行かなくてはいけない
残酷な事実。

これに気づいてしまうのが哲学してしまう人であり
知らない一生の方があるいは幸せかもしれません。

それでもやはり
生きているしかない。

生きることが罰であり、その輪廻から
抜け出すのが目的、というのは
本当に良く言ったものです。

この件はまた
明日も引き続きシェアさせていただきます

生きるのも、死ぬのもできない
私たちは、どう生きたらいいのか、のヒントを。

いかがでしたでしょうか。

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