ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

瞑想の効果

今日は産土神社へ。実は哲学を学びだしてからあまり行かなくなっていました。あの建物に神様というのが住んでいないことや、現実とは現実このままなのだから、自分の強さとは自分の強さであり、深く宗教に帰依していない限りは、
神を想定してもしなくても、そんなに変わるものでは実際はない、とわかったからです。

ただし、
理論上は、です。

人間は弱い。
だから哲学的思考だけでは生きていけない。
やはり助けを求めたくなるときもあるのも
また事実。

そんな時駆け込める場所があるといいですよね。
神社でも、お寺でも、カフェや図書館、
とにかく自分の気持ちが落ち着く場所。

今日は神社のベンチに座り、しばしぼーっと・・・

そしてそこであることに気づきました。

木が私を見ているんです。
ご神木もあるのですが、それではない他の木。

これは、宗教学の先生が瞑想の効果として
あげられていたことです。
先生は、花が自分に話しかけてきた、と
おっしゃっていました。

ちなみに先生は哲学も熟知されており、
だからご自分が、そういう話をするのも、自分で
おかしいんじゃないか、と思われてしまう、と
わかった上でなお

それでも小鳥や花が、語りかけてきた、と
言うのです。

そしてそれは、選ばれし者が
そうなるわけではなく、
瞑想を続ければ誰もが通過する地点だそうです。
それを魔境と仏教では呼びます。
つまり、実はあまりいい状態とは言えないそうです。

脳のなんらかの原理で
そんな現象があるのだと思います。
きっと数年のうちに解明されるのでは、とさえ
思います。
それだけ脳科学は激的進歩をとげている昨今ですから。

ともあれ
木に見つめられているのに気づき
ご挨拶。

なぜだろう
全ての音が消えて

いつも人が絶えない神社に
私一人きり。

木々のざわめきや、社の裏手のご神体の眠る竹藪や

何十年も見慣れたその風景は
何か、とてもクリアに見えつつも
映画のように現実感を伴わないような。

なんとも言えない体験でした。

これを、自分は悟ったとか、
上の次元にいった、と勘違いする人が多いそうですが
違うそうです。

ちなみにこのことは、さまざまな宗教学や宗教家が
指摘しています。

これがこの先どうなるのか、はまた
ご報告いたします。

そういえば、朝のドラマ。

最近クライマックスに向かって
さまざまな哲学的キーワードが満載ですw

「私を笑顔にさせて」と無理を言う人は

結局他人(ヒロイン)を笑わせることで
初めて笑顔になります。

人は、他人を幸せにすることで
幸せになれるのです。
これはボランティアの精神と同じですよね。

他人に施しをすることで
自分が幸せになる。

もっと身近でも、
自分が何かプレゼントしたり、
誰かのために何かをしたことが
自分の幸せになっています。

これは脳科学でも証明されています。
人間は他人が幸せになると
脳内に幸せを感じる脳内物質が分泌されるのだ
そうです。


ヒロインは言います。
人間は一人で生まれ、一人で死ぬ。
だから強い自分は一人で生きていく

と思ったけれど

人間は弱い。
だから自分は一人では生きられず
いろいろな人の助けて生きていくんだ

と。

このあたりは倫理や、心理学的に
近頃よく言われることですよね。

ただし、
人間は一人で死んでいくという事実。
それは絶対であり
他人にどう助けを求めても絶対的に一人です。

このあたりは最近スピリチュアリティ
魂のケア、としてフォローしていますが、
哲学では永遠にフォローしきれず残酷な事実のままです。

まあ、そこは蓋をして
人の幸せが自分の幸せ(これはきれいごとではなく本当にそう)

というのを、死にまでなんとなく適応してね、
みたいなイメージで
死には触れずにきれいに終わるのかな・・・。

亡くなった人々は
自分の中で生きている、というメッセージは
ものすごく強かったけれど、

やはり「死」は他人の物であり
自分の死を考える機会はドラマには無い・・・のは

人はそれを聞くのを非常にいやがるので
朝のドラマには向いていない、という
ことでw


はあくまでも他人の死であり
悲しみでしかなく

自分が消える恐怖には触れないでおく。

ちなみにこれ、日本だけだそうです。
海外は宗教がフォローしていますので
自分の死について考えさせる機会が
子ども時代から多かったり、
教育でもそのようにプログラムされているそうです。


さて瞑想の効果は
あるいは死への恐怖を少しでも和らげるのでしょうか?

引き続き、ご報告いたします。

いかがでしたでしょうか。

よかったら、励みになりますのでクリック、
お願いいたしますm(__)m
 ↓

人気ブログランキングへ