ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

母子の哲学カフェ

子どもに関するお母さんの哲学カフェ。私には子どもがいませんので考えてもいなかったのですが。

今日は2回目のおかあさんのための哲学カフェ。

(どうしてもセッションという言い方が自分になじまず、
今後は「哲学カフェ」もしくは他の呼び名にいたします)

2回ともテーマは同じで、
勉強しなさいと言っても勉強しないお子さんについて
どう接したらいいのか、というものでした。

子どものいない私に何が語れるか、と
はじめは思っていたのですが

子どもがいない、つまり
おかあさんでないからこそ
私の視点が、子どもの側にあり、
おかあさん同士の悩みや愚痴とは
違う視点で話が聞ける、と言っていただけたのです。

偶然にもお二人ともお子さんは中二、
つまり哲学を理解しだす年齢です。

子育ての経験の無い私には、
それが正解なのかわかりません。
また子育てにこれ、という一つの正解は
ないとも聞きます。

ただ私に言えるのは
あのころの自分の気持ちと
哲学的に分析したお話。

具体的には、おかあさんは
「自分は子どもを理解している」と
本当に思っていることでした。

例えば、「うちの子はモテない」など。

なぜそれがわかるのでしょう???
学校で見ているわけでもなく、
中学にも入れば子供は親に
全てを話すことはありません。

自分が中学の頃、
好きな男の子の話など親にしたでしょうか?
したとしても、本気で辛い片思いの話まで?

自分は学校でもてるんだ、もてないんだ、
と話すわけもありません。

非常に仲良しな友達親子、であれば
そういうこともあるのかもしれませんが・・・。

子どものことはわかっていない、が
前提ではないかと思います。

そして
「勉強しなさい」とただ言うだけの言葉。
これは自分への免罪符ですよね。

自分は注意はした。
勉強しないのは子どものせい。

という。

では、あなた本人はどうでしょう?

「ダイエットしなよ」とただ言われて
即実行していますか?w

何度も言われて
「はいはい」(うざいなあーーー)
と思っていること、ありませんか?

子どもだって同じですよね・・・

具体的にできることは、
一緒に勉強することだと思うのですが。
中学生2年生くらいまでであれば、
一緒に自分も勉強すればついていけると思います。

読書は勉強に非常に効果的(国語力は他の教科にも必要です)なので
同じ本を読み、感想を言い合ったりするのも
大事だそうです。

ちなみに
なぜ勉強しなくてはいけないか、の問いには
2種類があるそうです。

一つは、いい学校に入り、いい企業に就職したりいい仕事につくため。
そしていい友達もできます。

もっと哲学的に言うと、
自分はまわりのさまざまな人や事象の影響を受けて
できあがっていくものなのですから

自分に良い影響をするものを
与えていく方がいい、と言えますから。

そしてもう一つは。
好きに生きていくためです。
好きに生きる、とは自分で自分の責任をとること。
それには、
いろいろな手段や知識が必要です。
自分の好きなことをとことん学んでいくことは
人生のあるいは唯一ともいえる快楽です。

勉強?快楽じゃないーー!!と思いますか?

いいえ、好きなことなのですから大丈夫w

例えば
大好きな花を学問して、花にまつわる
なんらかの仕事に就いたり。

仕事にならなくても、好きであれば
それに携わるだけで幸せです。

その2種類を話すといい、と哲学の本にあったのですが
どなたの本だったか失念しました・・・


自分が子どもだった時代を思い出せば
親にどう接していたかを
思い出すのではないでしょうか。

また、自分が嫌いだった勉強を、
ただただ勉強しろ、と言うだけで
子どもがやるわけもないですよねw

英語講師の仕事を始めて中学生を教え出してから
その子が、何を苦手にしているのか、
どこで勉強がつまづくのかがよくわかります。

その部分を知らないまま高校に入れば
ますます英語が苦手になるのが目に見えます。
(他の科目もですが)

子どもが、どこでつまづき
何を苦手にしているのか。

そこをわかってくれる先生
(学校では無理ですよね)
つまり塾や家庭教師や、きょうだいや、親

が必要なのではないか、と
思います。

子ども自身は、何がわからないかが
わからないのが特徴なのだと思います。


それにしても、子どもとは全く縁のない私。
同じ都内に住む姪っ子にさえ人生で3回くらいしか
会ったことがありませんw
最近甥っ子にはじめて会いましたw

そんな私が
子どもがいないからこそ、
お母さんの悩みに関われること

そんなタイミングで
子どもに勉強を教える機会ができたことが
不思議と言うか、人生って先はわからないものです。

なんだか書いていると
あまりにあたりまえのことで
「そんなのわかってる!!」と思われるかもしれませんが

今日のカフェで、
お母さん同士では出てこない視点だ、と
言っていただけたので
シェアしてみました。

いつか中学生くらいの子供に
哲学を語ってみたいです。
自分がその頃学べていたら
人生はもっと虚しくwwww
しかし真実を見ることで強く、
それでいて充実してもっと高みにいたことは
間違いありません。

いかがでたでしょうか。

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