ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

なぜ人を殺してはいけないのか

地獄、ってあるんでしょうか?
子ども時代は、地獄を信じていませんでしたか?
血の池地獄、とか鍼の地獄、とか。
地獄絵図なんかもよくありますよね。
悪いことをすれば地獄に落ちる。

そんな恐怖と共に子供時代を過ごしませんでしたか?

しかし科学が発達した(と思われている)現代

地獄の思想、なんて子供は信じませんし、
大人もそんな根拠のないもので子供を脅して
倫理を教えたりはしません。

その結果・・・

人は、人を簡単に殺すようになってしまった。

例えば人を殺しても
懺悔すれば許される、キリスト教
罪びとを許す仏教とは違い

日本の思想
(日本の地獄観は、厳密に仏教から来ているわけではありません)
では、罪びとは地獄へ落ちるのです。

神社はそのほとんどが、
祟りを鎮めるために建立していますよね。
怨霊を信じたからこそ恐れたわけです。

結局
倫理では、
なぜ人を殺してはいけないのか、について
いまだに解けていません。

殺してはいけない理由がないのです。

あるいは宗教のためなら殺してもいいのか?
防衛ならいいのか?
死刑ならいいのか?
安楽死は?

その定義はありません。

だからこそ
地獄のような思想で、子供時代から
殺してはいけない、と
覚えさせるしかないそうです。
これは、こちらの本より。

霊の発見

霊の発見

人間とはなんてあやふやなものなんでしょうね。
人をなぜ殺してはいけないかが、わからないんです。

漠然と、ダメだろ、ってわかってはいても
なぜか、と理論が成り立たない。
せいぜい、自分がされていやなことは、他人にするな、
という程度だそうです。

近年、人は人を殺すようになってしまった、と
著書は語りますが

しかしソクラテスの時代から
現世で不正を犯した者は、
来世で裁かれる。だから不正はいけない、
と言われています。

つまり、人間は紀元前のそんな昔から
自分に罰があるから、
人を殺してはいけない、としか認識できないのです。

なんだか、
自分が当然だ、と思ってきたことは
なんとあやふやだったことか。

世界を疑って生きるべき、とよく言われますが
それはこういうことです。
ひねくれて生きろ、というわけではなく

常識と思っていたもののあやふやさに。

いかがでしたでしょうか。

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