ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

人間は矛盾を抱えている

人間とは、大きな矛盾を抱えて生きているそうです。

人間とはそれだけで
神様に愛されている存在、とか言うのと

随分違う話題でごめんなさい・・・
「日々のちょっとした気付き」が
ブログの主流だというのにw

さて
その矛盾とは、

「生まれてきた意味がない」

という矛盾だそうです。

これは問うても問うても、答えはありません。
もちろん神(と呼ぶのかなんと呼ぶのか・・・)の存在が
証明されて、私たちがなぜ創られたかが
わかれば別ですが。

生まれてきた意味は絶対にある!と思う方。
もちろんそれであっています。
そう思うのは個人個人の自由です。
ただしそれは宗教に属します。
あなたが例え宗教団体に属していなくてもです。

けれどここでは哲学論。
誰もが納得できる普遍的な理論が必要です。

以前サルトルのことを書きましたが、

神はいない。いても、私たちに干渉しない。
だからこそ私たちは自由に生き
未来を選び取れる、と。

それは力強い言葉であり
勇気をもらえるように思えますが

しかし、それでもいっこうに
私たちの生まれてきた意味がないことに
変わりはありません。

真ん中に、空を抱えて
どんな理論や理想も、その周りにあるもの、に
過ぎません。

この矛盾を抱えるからこそ
それを人は埋めようとするそうです・・・

例えば
人類はどんどん成長・繁栄し、成熟に向かっている、
という幻想で。

しかしそうではない、のは近年、
証明されてしまったのは誰もが周知の事実ですよね。

核の問題、経済破綻、貧富の格差、無くならない戦争、
など、
人類はまっすぐ成長しているわけではなかったわけです。

だから人は自分の生まれた意味を探して
宇宙へ
あるいは歴史へ
目を向けるのだそうです。
そこに答えの片りんを求めて。

もしくは死ぬまで生きるしかないこの人生を
旅行や趣味や仕事やテレビや歌や
そういうもので埋めて生きていくわけです。
マトリックスの映画のように、真実は見ずに
永遠の日曜日を過ごし
死んでいくのを待つわけです。

私たち自身が
埋まらない矛盾を内包して生きてるという事実。
そしてそれはもれなく誰しもが内包しているわけです。

しかもなぜか人類だけが
その虚しさを抱えているそうです。
それがなければ、日々を懸命に生きるだけで
良かったはずなのに。

その根本的な虚しさを理解すると
むしろ生きるのがずっと楽になる気がします。

虚しさを
矛盾を
内包しているからこそ、

人生に意味はないからこそ、

自分の好きに生きていい。

いかがでしたでしょうか。

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