ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

「あなたのために」

追求すると消えたくなるので
最近あまり哲学に入り込まないようにして生きていますが(笑)

たまにどーん、とおちこみます。
落ち込む、とは気分が落ち込むという意味ではなく
気分が落ち込むことすら虚しくなるアレです。哲学におちこむ、というか。
哲学病発動(笑)

生きることも
死ぬことも
したくない

あの気分です。

悩むことすら虚しいアレです。

きっかけはたいてい、人のドグマの押し付け、
しかも一見善意を装った、です。
本人さえ善意のつもりだったりするので

でもそれに腹を立てたりもしなくなりましたし
自分だってドグマの押し付けをしているだろうことを思うと
意見も当然できません。
ただ気の毒で虚しいだけです。

しかし反面、自分の意見をズバズバ言う人でも
全然腹がたたない人もいませんか。
私にはいます。
腹がたたないどころか話すのがむしろ心地良く、
こちらも腹を割って話せます。

この差はなんだろう、と考えてみると

「あなたのために
よかれと思って」

こんな免罪符をかざして
ドグマを押し付ける人と、

自分のために、それを望んでいるんだ、と
言う人の差だと気付きました。

「あなたのために、●●だから
△△したほうがいい」
と言う人と、

「自分は●●して欲しいから△△してくれ」
と言う人の差です。

「あなたのためだから、電車の中で化粧をしない方がいいよ」
と言う人。
余計なお世話です。肘が当たってるのでもない限り。

でも
「一緒にいる私が不快だから化粧はしないでくれ」
なら正当ですよね。その人の気持ちを言っているだけですから。

ちなみに心理学的には前者は、
本当は自分の気持ちが表れているといいます。

「私だって時間がないから電車でマスカラしたいけど
我慢しているのに」

みたいな感じでしょうか。
もしくは誰かに、電車でマスカラはしてないけないと言われて
その言うことをきいている。
自分ばかり言うことをきいているのに、
あの子はきかないで、怒られもしないなんて、ずるい、
の心理です。

ちなみに私自身は不器用なので電車でマスカラは
到底無理ですがw
もちろんマスカラに限らず

例えば
「あの人のために●●をしてやってください」

と言う時、
本当は自分のためにそうしたい、ということになります。

あの人、は本当はそれを望んでいないかも
しれないのに。

その人は、自分自身をさらけ出しているということになります。
あまりにも有名な話ですが
しかし往々にして見かけます。
自分も気をつけないと。

友人のお知り合いのギャラリーで、
差し入れなどのお菓子を禁止、
その代わり、(そのお金で)作家のポストカードを買ってあげてくれ、
というシステムを始めたそうですが

正直、うわーーと思いました。
差し入れをしようがしまいが、
欲しい人はポストカードを購入してくれますよね。

買わないのは作品に魅力がないからです。
作家は十分そこをわかっていますから、

「買ってあげてください」と他人に言われることで
むしろ心がどんなに傷つくか。

買わない方も、
この作品好きじゃないから買わないよ、とは言いません。
そんなの大人のルールです。

作品に限らず

あなたのことは顔も性格も年収もwタイプじゃないから
つきあわない、
なんていちいち言いませんよね。

他に好きな人がいるから・・・とか
いまはお付き合いを考えていないから・・とか。

そこへ第三者
「あなたのためだから」と

この人はとてもいい人なので
付き合ってみてあげてください、
他に彼氏・彼女がいてもいいんです。
月に一度でも会ってあげてください

なんて突っ込んで来たら
本当に屈辱じゃないですか??

てか お前が言うかーーーー!!となりませんか?!w

だいたい不要なポストカードを購入するくらいなら
その分お菓子をあげて食べてもらった方が
出す側も気持ちいいのです。だからそうしているのに。

あ、ちなみにもちろん
私の展示するギャラリーさんではそんなシステムはありませんww

もちろんギャラリーですから
絵の販売を営業するのはむしろ当然、
作家としてもありがたいというか、だからこそ
そこで展示をするわけですが
(ちなみに瑠璃の今回のギャラリーさんは
営業とかありません。むしろそこが好きで
お願いしていますので、「絵を眺めに」いらしてくださいませ♪)

差し入れという気持ちは不要な分、そのお金を
こちらへまわしてくれ、というのを
ダイレクトに伝える営業方法は
あまりいい方法とは思えないのですがどうでしょうか。

実際
作家仲間で話すと、
酷いことするよね・・・となります。
作家本人も、作家仲間のギャラリーに行って、
好きでないものを買ったりしません。
気に入るからこそ買うんです。
それは差し入れとは別枠ですw

そういう心理に配慮もせず、
「あなたのためだから」とう伝家の宝刀で決められるルール。

これを先ほどの、心理学的に説くと

表面的に考えられるのは、
自分のために、ハガキを買ってくれ、ですね。
お菓子もらってもギャラリーのプラスにはなりませんから。

でももっと深い心理では
自分を認めてくれ、です。

この人を認めてあげて(ハガキを買ってあげて)くれ、の言葉の裏は
自分を認めてくれ、と言うことになります。
こんないいことをする自分を認めてくれ。

作家を例にとりましたが、
もちろん日常生活に多々見られます。

多々見られる、といっても
しない人はしません。
ここがきっぱり分かれているので着目すると
すごくおもしろいです。

私の中で、好きな友達、って自分の意見をズバズバ言ってしまう、
でもなぜか全く腹がたたない人。
ああ、そうか、
そういう人っていつも

自分がこうして欲しいから、と言っている。

あなたのために、
という言葉のなんと欺瞞に満ちていることか。

でも、そこは腹をたてずにw
上記のように心理を読むと非常におもしろい、と同時に
自分は自分をさらけ出すような真似はすまい、
と改めて思う次第。

私は自分を善人だと全く思わないので、
「あなたのために」を
ことさらアピールする自分ではないつもりでしたが、
思えばそんな自分をなんとかしなくては、と
思うからこそむしろ
あなたのために、を無理に意識するようにしてきたような
気もするここ数年です。

好きに生きる、と決めると
あなたのために、も別段好きなことではないのでw

それもやめようと決めました。

制作も哲学カフェもなにもかも
あなたのためなんかじゃ、ないんだからね!
(それはツンデレw)

他人の心理をあばく。怖いですねー。
でもおもしろいですねー!

そして自分自身の心理も暴けます。
あなたのため、と言いたい時それは
自分のためなのですから。

いかがでしたでしょうか。

そうそう、ロゴスの住民の皆さまには
もし個展にいらしてくださった場合プチプレゼントを
させていただいております。
具体的には瑠璃白ポストカードをプレゼント。
でも不要であれば不要、とおっしゃってください。
もちろんかわりにお菓子を差し出せとも言いません!!ww
(あ、念のため。手ぶらでいらしてください。)

瑠璃の在廊時に限りますが
お気軽にお声かけください。
合言葉は
「あの〜、ブログ読んでます」
ですw

あの〜、の部分はオプションですのであってもなくても大丈夫ですw

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