ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

成功しない理由

今日は昨日の続きです。

正直、ほんわか幸せになるブログの多い中
こんな記事書いちゃってどうなの、と思っていましたが(^_^;)
クリックしてくださった皆様ありがとうございます。
クリックがうれしいのは投票数というだけのものではないです・・・
こんな記事を書いている私と
思いを共有してくれる人が他に一人でもいて欲しい、
と思ってしまうからです。

さて
成功のための努力もせず
自分は弱者であり、成功者のようにはなれない、
でもいいの、毎日小さな幸せで

と暮らしている弱者は

しかし心の底では
いつか自分にも「いいこと」が起こるのではないかと
実は期待しているのです。

地域の仲間で制作しているグッズが
ブレイクするんじゃないかとか

ある日なぜだかテレビで特集されて
有名になってしまうんじゃないかとか

そうして成功した人のように
あるいは自分もいつかは、と。


無理ですよ。

そう、無理なんです。

なぜなら
人生は常に選択であり、
そうならない自分を常に選択しているからだそうです。

弱者は常にラク、でありトク、であることを
選びます。

強者は弱者の選択しないたくさんのことを
してきたのです。

弱者が遊んでいる時間に学び
大学院に行き

なんだか反りがあわないから、と
参加しない会合にも
自分の夢の実現のために必要であれば(ここポイントです。
無駄にいやなことをするのとは違います)参加し

うっすら
こうしたらちょっとはいいんじゃないか、ということ
ありますよね。

自分のサイトを作ったらどうか
営業したらどうか
新しい試みを実験的にやってみたらどうか


私、PCが苦手だから

と言った時に既に

PCが苦手な弱者だからしなくてもいい、という
ラク
を選んでいるわけです。
その方が自分にはトクだからです。

しかし強者はそういう選択のひとつひとつに
ラクでトクを選ばずに
目的にかなう方、を選んでいるはずです。

もちろん運もあるでしょう。
生まれ持った資質もあるでしょう。

しかしそれより増して
彼はそれを「選択」する必要があったわけです。

ラクでトクな人生。

だって大変だし、
どうせPC覚えてサイトをつくっても自分なんか成功しないし

そう、心の底からそう思っているならまだしも

心の底ではそれでも
成功を望んでいるのです。

何もしない自分のままで、
常に厳しい選択をしてきた強者と
同じ成功を欲しているのです。

ダイエットをした人だけが痩せますよね。
ダイエットをしないで
痩せた人をいくらうらやんでも
自分は痩せようがありません。

持って生まれた太らない体質、というのも
あるでしょう。
しかし太る体質であることはいまさら変えられない。
(幼児期までに決まります)
しかし痩せたい、なら

ダイエットするしか
ないですよね。

いや、自分はこのままでいい。ダイエットしない、
ならまだ良いのです。
それが目的にかなっているなら。
太っているからこそ売れている芸人さんなど。

でもダイエットもしないままで
痩せた人を羨み
自分もある日突然
目覚めたら痩せていた、というのを
心の底で望んでいる状態です。

ダイエット、がピンとこない
羨ましい方はw
そこを英語、など
自分に必要で、しかしできないことに
置き換えてみてください。


自分は違う。
そんなことは望んでいない。心から。
家族と日々の小さな幸せだけで人生はじゅうぶん幸せ

という方は
この先は多分、ご理解いただけません。

そういう方は心の底からそうなのか
自己欺瞞かのどちらかです。

前者であれば本当に幸せです。

心の底で、しかし
自分の夢を実現したいという野心が
うごめいていないのであれば。

そして
悲しいし悔しい、虚しい、けれど
そういう自分を認められる哲学脳の方は

平凡だけれど幸せな日々、
子供と孫の成長だけが楽しみ、そのための一生、
なんて
考えられない私たちは

違う幸せをつかむ方法があります。
かなり厳しいですが、
道があります。

ラクでトクを捨てるということ。

厳しいですねーーー
つまらない仕事、でも安定している会社員。
それを定年まで勤め上げるだけの人生。
(それこそが夢で目的になっているのであれば
話は別です)

それはラクで、トクだから選んだということに
なりますね。

とはいえお金がないと生きていけないのも
また真理ではあるのですが。

つつましやかなお金を得て
食いつなぎ
死ぬだけのための一生。

考えただけで吐きそうです。

さてこの先は
残り三分の一となった中島先生の著書を読み進み
またフィードバックします。

さっぱりわけのわからない人には
わからないと思います・・・でも

わかるあなたにはわかるはず。
そこに蓋をして目を逸らし
一生を生きていければ本当は幸せなんだろうけれど

無理ですよ
気づいてしまっているんですから。

著書には、
この事実を知った機会を全身で受け止められるかどうか
で生き方が変わってくるというようにあります。


強者は常に選択しています。

たまたま道を歩いていたら声をかけられたとか
友だちが勝手に応募してしまったスターの話は
笑い話のようですが

弱者はそれは嘘だと知っていつつも
信じているのです。
自分もあるいは、道を歩いていたらスカウトされるのでは、と。
友だちが勝手に応募するのではないか、と。

強者は実は
自分を磨き、スカウトされる様な場所に出向き、
友だちに頼み込んで応募させているのです。

弱者がなにもせずに
その機会をバカのように待っている、

いえそれならまだいい

待っていない、としつつ
心の底で実は待っているという最悪の状態でいる・・・
それが心を卑屈にし、弱者はさらに弱者となっていくのです。

ところでこの著書のべースには
ニーチェだけでなくソクラテスの思想も流れています。
ソクラテスが(プラトンかもしれませんが)哲学の父、というのは
本当によく理解できます。

いかがでしたでしょうか。
この話はまた明日に続きます。

多分自分は理解しているんだろう、と
気付いている哲学病の皆さん
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