ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

目には目を

目には目を
歯には歯を。

イスラームだかなんだかの教えだっけ?
怖い、と漠然と思っている方も多いと思いますが
実は旧約聖書の言葉だそうです。
そしてその真意とは。

ところで、人に何か嫌な思いをさせられたら
倍にして仕返ししてやりたい

と思ったりしませんか?
そんな経験がなくても、
ちょっと想像しただけでそう思いませんか?

それを拡大報復と呼ぶそうです。

そして実際
報復とは、そのように行われていたそうです。

盗まれた仕返しに殺してしまう
侮辱された仕返しに殺してしまう

そこで、
何かされたときの報復は、
同じだけしか返してはいけない、という
ルールを説いたのが

目には目を、
歯には歯を、
それ以上はいけない、

という意味だったそうです。

知らなかった・・・
日本では
怖いイメージで使われているような気がします。
情報って本当にいい加減ですね。

ところで、
キリスト教や仏教の教えって
少し見ただけでも、
まあ、理想ではあるけどできないよなー

と思うこと、ありません?

例えば右の頬を殴られたら
あなたは左の頬を差し出せますか?

全ての命を大事にして
蚊までも殺さず、
いえ知らずにアリを踏みつぶしたり
まさか乳酸菌で悪玉菌を殺生したりしてないですか???(笑)

できませんよね。

これは、その教義が理想論だからです。
それを目指しなさい、というもの
そういう気持ちでいなさい、というような
感じでしょうか。

それに対してイスラームの教えは
(ちなみにイスラム教、という宗教はありません。
イスラーム、という生き方なんです。
近年はそうなっていますので、昔イスラム教、で
覚えてしまった人は覚えなおしましょう!)

現実の生活を説いているものだそうです。
だから、
目には目を、歯には歯を、というように
実際できる教えを説いているのです。

というようなことも知らずに
イスラム教ってなんだか怖い」とか
感じていませんか?

それもその「宗教上の敵」である一宗教の
ネガティブキャンペーンの結果だそうです。

私はどちらの宗教も知識は皆無で
これについて意見はないのですが、
内容は別としても

私たちが普通に知り得る情報の、なんと
いい加減で操作されていることか!!

しかし大学で少し習えば、
いえちょっと学術書を読めば
当たり前のようにこういう「本当のこと」が
書かれています。

その ちょっと をしないで
テレビや、雑誌や噂話の知識で

いろいろ意見しちゃったりしてるんですねえ
私たちって!

とはいえ
言葉とは時代とともに変わる物でもあり

昔の意味を使うべき、というものでもなく
むしろナンセンスな場合もあります。

ただこの例は、
日本人が誤解して覚えているというだけで、
教義として理解している旧約聖書系の宗教の方には
失礼な話、ということになりますが。


私たちは普段使っている言葉でさえ

「本当のこと」なんて知らないし、

そもそも
「永遠に変わらない本当のこと」なんてないのかもしれません。

この世でたった一つ、
(未来には変わるかもしれませんが)
絶対に確実に存在し、昔から全く変わらないのは

人は死ぬ

というそのただ一点のみ。
それを除けば「真実」とは全て「真実らしく見える」もの
でしかないんですよね・・・

いかがでしたでしょうか。
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