ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

決断する方法

ロゴスの小径へようこそ。

「昔のことは忘れて
今を大切に生きよう。」

とかよく言いますが

言葉ではその通りだし、
実践しているつもり。

しかし思わぬところで過去は今に影響しています。
いえ、正確には過去は今とは全く別物です。
自分が影響させることを選んでいる、と言う方が正しいかもしれません。

例えば今あなたがしている
もろもろのこと。

今、それをしていてハッピーな気持ちになりますか?

例えばそれが未来の希望に向かって
サルトルの言う「自己投企」の状態であれば
例えば試験勉強などは苦しいと言えますが
しかし、新しい自分、幸せな自分を内包しています。

でももし過去のために今がある状態なら?

過去を正当化するために生きてしまっていませんか?

例えば
今の仕事が楽しくない。
探せば他にも仕事はある。

にもかかわらず

あのとき、自分がこの仕事を選んだのは
間違いではなかった、と

証明したいがために歯を食いしばる。


結婚なんかもそうですね。
親に反対されても結婚したのだから
絶対に自分の選択は正しかったと
他人に、そして自分に証明するために、歯を食いしばる。

今はもういらないものなのに、
苦労して手に入れたから、という理由で
手放さないもの。

苦労して入った学校だから。会社だから。
相手だから。

幸せでなくても
学べるものがなくてもしがみつく

過去の正しさにこだわって

今の幸せを犠牲にする。

大げさですか?
しかしこれを続けると
永遠に今を生きられないことになります。

人は自分のかけた時間のコストを
回収しようとするそうです。

今が幸せかどうかは考えずに
今までの時間は無駄ではないと証明するために
「それ」にしがみついてしまう。

これ、他人事と思わず
自分に当てはめてみてください。

私はまさに今日、
ハッとしたことがありました。

そして、ずっとどうしようか迷っていたことを
きっぱり決断しました。

自分が決めたのだし、
そこに至るまでのさまざまな苦労を思い出すと

迷っていたのです。

これは自分のためになるに違いないとか
いろいろ理由をつけて。

でも、
今、ハッピーなのか
(幸せ、と言うほどのものではなくても)

で考えると答えは簡単でした。

もちろんがんばってきた夢をあきらめろ、
という話ではないですよ?

前述したとおり、
未来の自分のために
勉強したりする期間は、
過去に生きているのではなく、
未来のために生きているので

それもまた今を生きているとは
違うとも言えるのですが

未来に自己投企しつつ生きるのが
人間でもある、とも言えます。

今迷うことがあるなら
それは過去のコストを回収しようとしているのか?
今、ハッピーな方を選ぶとどうなるか?

を考えてみてください。

いかがでしたでしょうか。

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