ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

人生は「楽しいもの」?

ロゴスの小径へようこそ

人生って楽しいものでしょうか?

私は実はそんなに楽しいものだと思っていません。
だから人は生まれ変わる輪廻の輪から抜け出すことを
目指してしまうわけで。

二度と生まれ変わりたくないと思ってしまいます。
楽しいことももちろんありますが
苦しいことや辛いこと、とまで言わなくても
やりたくないことをすることの多さと言ったら!

ではそんなに苦しんで人生を生きているのか。

私を知っている人なら多分
私はけっこう楽しそうに生きているように見えると思います。

人生は楽しいものではない。
けれど
「楽しむもの」だと思っています。

思っています、とか言いますがw
そう思えたのも本当に最近の事です。

人生は楽しむものであるというのは
東洋哲学の思想です。
それを本で知ったのは4年くらい前でした。
けれどそのときはピンとこなかったのです。

生きることは苦しいこととしか思えない。

人は、カルマが落ちないので
この世に生まれてきてしまっている、と

その現象自体を信じるかは別としても
まるで罪を贖うために生まれてきたかのように
生きることは苦しいことにしか思えませんでした。
もちろん、それでも普通に暮らしてはいましたけれど
日々、嫌なことがないといいなあと思いつつ。
特に仕事関連ではw

でも哲学を学び出し
人生って、楽しいだけの人はいない。
でも楽しむことはできる、と気づきました。

これ説明するの難しいなあ・・でもやってみますねw

例えば、愛犬の介護中
(あ、おかげさまでだいぶ良くなりました!
まだ介護は必要ですが、いまだに日々回復中です。)
それまでの仕事ができなくなり、
新しい仕事をいくつかやりました。

瞑想バイトもその一つ。

単純作業を繰り返すような仕事をすることで、
(創作・学問・掃除なども同じ効果があります)
瞑想状態を作り出せるというものなのですが

これをやるにあたり、私はこれを楽しみ
(実際楽しかったのですが)ました。

けれど本来は
クリエイターである私が、自分のスキルも使わずに
誰でもできるような仕事をすることは
ある意味屈辱的なことです。

お給料だって通常の仕事の半分ですよw

単純作業とはいえ始めるまでの不安もありました。
そもそも応募だって面接だって履歴書を書くのだって
面倒ですよね。

そもそも仕事をしないで家事もしないで
好きなことができるほどの経済力があれば
その方がいいに決まってますし。

楽しいわけないじゃないですか!
遊んだり旅行行ったりおいしいものを食べに行ったり
(そして更に余暇で世のため人のためになるような
ボランティアをするというのがお金持ちの奥様のスタイルだそうですがw)
その方がいいに決まってます。

でも、
やはりやるしかないことはやるしかない。

それに

人生とは、その時その時を味わい、楽しむもの
(死後の世界や神の存在証明ができていない以上、そうとしか言えない)

つまり、
することすべてを楽しめば
それは楽しみになるわけです。

介護がなければやることさえなかったような仕事。
それを楽しむ。

楽しむと決めれば、全てのことを楽しめます。
派遣にあたってばかりの、常にイライラしている肥満女性の存在さえ

眺めるように楽しめる。
もちろんそう反応している自分というのも
楽しむわけです。

つまり、無理にいいことろを見つけて
この仕事楽しいなあと思い込めるならいいのですが
どんな仕事も、いえ仕事でなくても
楽しいと思えることばかりではないので

むしろ
ちょっと嫌だなと思うことさえ楽しむわけです。

例えばこの瞑想バイトで言えば、

瞑想状態がつくれるし、家から近いし
介護に問題ない時間でできるし
面倒なことがなにもない
驚くほど一時間が早く、意外にも仕事内容自体も楽しい

などがいいことです。
だからむしろよかったんだ、と思うような行為は
誰でもやっていると思います。

これにプラスして

今までしたこともないような仕事をしている自分。
デザインのスキルを書いても意味がない履歴書を書いている自分。
派遣に理不尽なイライラをぶつける社員を見る自分。
友だちに、え!そんな仕事しているの?という顔をされる自分。
それを見て悲しくなる反面、だんだんその反応がおもしろくなってきた自分。
瞑想状態になる、という言い訳をするw自分。

こんなすべてを楽しむのです。

自分で自分を演じるのではなく
演じている自分を眺めるような感じ。

わかりにくいですよね(^_^;)
でも、ある日気づくときがあると思います。
私も半年前まではわかっているようでわかっていませんでした。

辛い出来事
苦しい出来事

と言う出来事は実は世の中には存在していなくて
それをどう感じているか、ですよね。

誰かの苦しい出来事は
誰かにとっては幸せな出来事であったりもするわけで。
(誰かが合格なら誰かが不合格、というように)

なので、
一歩離れたところから自分を見るのです。
それは、自分の感情に振り回されないということに
つながります。

例えば親友の話。
感情移入はしますが、本人と全く同じ苦しみは感じないですよね。
自分自身のことよりは、一歩引いているから。(引かざるを得ない)

そんな感じに近いかもしれません。

実はまた新しい仕事を始めることになりました。

もちろん緊張もあります。
不安もあります。

でも、それごと飲みこめないなら
新しいことはいつも始められません。

新しいことにチャレンジできないなら
楽しいことを見つける機会もそれだけ減ります。
だから私はリスクを飲みこむことに決めているのですが

そんな時には
どんな状況になってもそれをある意味楽しむ。

だって人生とは
二度と行かない旅先に行く旅行みたいなものです。
一度きりのそれを楽しむもの。

人生とは楽しいものではなく
楽しむもの。

人生が楽しい人は、楽しんでいるから楽しいのです。

いかがでしたでしょうか。
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