ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

心の隙間を埋める手段

ロゴスの小径へようこそ

今日は途中まで他の記事を書いていたのですが、
いただいたコメントをきっかけに
以前の記事、自己欺瞞
再読し、いろいろ気づいたことがありました。
それについて書きたいと思います。

ところで、
たいていの方が、辛くて、何かヒントを得たくて
サーフィンしてここに流れ着いてくださいます。

わかります。わかるんです。
どんなに
「できると信じれば願いは叶う」といわれても
「自分には幸せなことばっかり♡」といわれても
「強い信念で成功を勝ち取る」といわれても
「これをクリックすれば幸せになれます」といわれても

虚しい。
全てが虚しい。
本屋にブログにずらりと並ぶ、そういう話は
なぜか自分を救ってくれない。
人に話したくても伝えきれないこの心の空洞。

状況を考えれば自分は幸せです。
net環境を持っている、というだけでも
幸せな部類なんでしょう。

でもそれでも虚しさは埋められない。

まるで死ぬまでの時間を
埋めるように
その分、心の空洞を広げるように
生きるしかない。

贅沢だと
幸せだと
人にどんなに言われても
そして自分でそうだとわかっていても

でもダメなんです。
生きたくない。
死にたくもない。

この感じ。

そういう人には
哲学の思想がピンと来るんです。
私もそうでしたからわかります。
そこに行きつくまでに、いったいどれだけの
成功哲学やスピリチュアルの本を読んだことでしょう。

読んだ時はその気になっても、
すぐに虚しさが襲います。
しっくりこないのです。自分には。

哲学の思想は残酷です。
やわらかくオブラートで包んだり、
夢を見させてくれません。

あるのは徹底した、真実への追究だけです・

みたくない、そして取り戻せない
過去への後悔や
自分の真実の姿。

それに目をつぶり、気づかないふりをして
生きている人たちがうらやましい。
けれど、それができない自分。

そんなあなたは
いっそ真実を見た方が楽なんです。
真実を見て、自分は弱者なんだと認める。
それはもう泣きたくなるような情けなさです。

でも

なにか世界の謎が解けたような感覚。
空洞は埋まらない、でも
なぜそこにあるのは今は知っている、そんな感じ。

さて以前の記事、自己欺瞞について。

これを再読し、
自分の変化に気づきました。

弱者である私が、それでも
自分で気づいた弱さは克服するよう
歩き出したのです。

他人からみたら小さなことかもしれません。
けれど、私の中では
人生の方向が変わった第一歩で
あのまま生きていた場合とのベクトルは
これから更に開いていくと思います。

最近、メッセージをくださる方も
増えてきてとてもうれしい・・・のは、
単にブログを読んでくださる方が増えた、というのとは
全く違う

希少なw哲学体質の仲間が
いてくれる、といううれしさです。

絶対的な孤独の中で、この感覚を共有できることだけが
寂しさから救ってくれます。

いろいろ迷われた方・・・もう大丈夫です。
哲学に出会えば。

というのを、哲学者の著書から何度も読みました。
哲学に出会えた彼らの感動・・・それは、
素晴らしいご縁!とかこれで幸せになれる!というようなものではなく
これでなんとか死ぬまで生きていける、というような
感覚です・・・でも

その哲学者の方は、その先生にその感動を伝えると、

もう大丈夫、哲学に出会えたから

と言われたそうです。
その感じ、わかります・・・


先人の、何千年もの知恵や悩みや苦悩や
たくさんの飾らない、真実を見つめた言葉。
それらを学ぶだけで一生なんか終わりますし

そこから得られるのは、
この人のように生きれば成功する、だとか
幸せになれる、とかではない

「自分なりの生き方」。

これを掴めば、ぶれずに済みます。

言葉がうまく紡げなくてもどかしいですが(^_^;)

確かに自分は自分の生きたい方向に
歩きだし
そして進んでいます。

だからあなたも大丈夫。
眠れない夜に答えを探し
しかしどこにも見つからず
といって死ぬほどの勇気も理由もなく

そういう時間は減っていきます。

ちなみに、普段はそんなこと
考えもしない顔をして
楽しそうに生きればいいんですよ!

自分は何も知らないと気づいたときから
人生は開けます。

いかがでしたでしょうか。

皆さんお読みくださってありがとうございます。
それは、私と同じ、この感覚を共有してくれている人の存在の証。
私はそれがうれしい。
池田晶子さんのエッセイにもありました。
読者の方からのお手紙で、やはり

自分がなぜか周りの人のように
楽しく過ごせない訳を、
哲学で知った感動

というのが多いと。

そして、自分と同じこの感覚を
同じように持っている人の存在は、涙がでるほど孤独から自分を
救ってくれた、と。

その気持ちが最近、本当によくわかります。

一生触れ合うこともないかもしれないあなた。
でも、同じ時を一緒に生きてくれて
本当にありがとうございます。
それだけでも、心の隙間はきっと、いくらか埋まっています。
お互いに。

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