ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

プライドの高さ

ロゴスの小径へようこそ

あなたのプライドは高い方ですか?

と聞くとほとんどの人が
プライドが高い、と答えます。
しかも誇らしげにではなく、それが何かの邪魔をしている、
という感じで苦しそうに。

もちろん私もそうでした。
へんにプライドが高く(いい意味ではなく)
どうでもいいところで頑固になったり卑屈になってしまう、というか。

でも哲学を学び出し、本当のプライドって何か、について
最近知ったような気がします。

ところで
プライドが高い、ってどんな感じでしょうね?

自分より仕事がうまく行っている人が悔しい
自分よりお金持ちが悔しい
自分よりキレイな人が羨ましいが認めたくない
自分より頭のいい人が羨ましいが認めたくない
自分より幸せそうな人が羨ましい、悔しい、でも認めたくない
人に頭を下げるのは嫌だ
人より下の位置にいるのは嫌だ

なんとなくそういうのを思い出しますでしょうか。

さて今日私は仕事できつく叱られました。

何度も口をすっぱくして注意したのになんでこのミスをするのか、と。

その指示は私は初めて受けたものです。
指示を受けていたとしたら、それを作る方法が数種類あるので
必ず確認したはずです。

私の前にデザインされていた方に、多分何度も指示して
ミスをされて・・・を繰り返されていたのかもしれません。

ところが、
そのクライアントさんは反論されるのが大嫌いなのです。
それが、「その指示はうけていません。」という一言であっても、です。

その代わり素直に謝れば、普通は許してもらえないようなミスでも
笑って許してくださいます。

あなたならどうします?

私の選んだのは
「わかりました」と言うことでした。
完璧に責任はないので、謝りはしませんでしたが、
反論はいっさいしませんでした。

クライアントさんはこれでもう許してくださいます。

自分のプライドを押し殺してまで!と思いますか?

去年の私なら、絶対に許せなかったと思います。
それで仕事を失うことになっても、
自分が悪くないことを訴えたと思います。
プライドの問題ですから。

でも今の私には

どーーーーーーーーーーーーーーーでもいいことだったんです。
そう、私のプライドはそんなところにはない。
もちろん、あれっと思いましたし
心に引っ掛かりは一瞬しましたが、
すぐに、あ、これネタにしよう、と思う程度でw


さてでは、
プライドの高い人、ってどういう人を思い出しますか?

今日の私のようなことに、
それは私ではありません!と毅然と立ち向かい、
それで仕事を失う人?

プライドとは自分の生きざまに関わるものですから
それが何よりも許せない人はそうすべきだとは思いますが。

私の感じるプライドの高い人、とは
スナフキンみたいな人、です。

自分の生き方を何よりも重視し、
自分の自由に生きる。
自分の自由のためなら戦います。
人に嫌われることも厭わずに。
命を賭けてでも戦うでしょう。

でも、それに関わることでないことは
どーーーーーーーーーーーーでもいい。

立派な家がなくて、貧乏なんだねと言われても
彼の方が足がが長いよ、と言われても
スナフキンにはそんなこと、
どーーーーーーーーーーーーでもいいことなのでは
ないでしょうか。

プライドの高さ、というか
プライドの置き所、ですね。

命に掛けてもも譲れないものを守ること。
それがプライドではないでしょうか。

ずっと前に今井美樹さんがPRIDEという歌を歌われていましたが、
あれって布袋さんと道ならぬ恋をしていた頃の歌です。

なんであなたへの愛こそが私のプライド、
となるのか、曲を聞くたびにひっかかっていました。

でも、今はわかりますね。
彼女にとっては、命を賭けてでも譲れないもの。
人に後ろ指をさされても、法律を破ってでも
愛を守ることが、プライドだった、と言うことですよね。

そう思うと
そうそう簡単にプライドを掛けまくっているのは
プライドが高い、というよりむしろ低いと言えないですか?

他人の幸せが悔しい、のがプライドが高い証拠なのではなく
だったらプライドに掛けてでも、その人を見返すような人生を
自分で創ればいい、ということになりますね。

例えば
私の場合は引き取った犬が噛む犬で
しかもすぐに病気になり
それでもこの犬を幸せにできるよう努力することが
自分のプライドの一つです。
それが守れないなら犬を見放すことになります。

とても間に合いそうもない仕事。
でも自分なら徹夜すればなんとかできる。
引き受けて、絶対に間に合わせる。
それもプライドではないでしょうか。

そう考えていくと、
どうやらプライドとは、他者と比べて自分が上か下か
ではないようです。

あなたの絶対に守りたいプライドはなんですか?

ちょっとムカつく上司に意見を譲ることができないとか
同僚の方がちょっと評価が高かったときおめでとうと言えないことや
友だちに彼氏ができたとき心の底では嫉妬してしまったり

それが、あなたの命を賭け出ても貫きたいプライド
でしょうか?

でも、もしそうであれば貫くべきです。

そうでないなら、そんなところは気に病まず、
もっと人生で大事なことに目を向けるように
ちょっと意識を変えてみませんか?

あなたの、命を賭けてでも守りたいプライドは、なんですか?


いかがでしたでしょうか。
書くことで私も、私自身に言い聞かせています。
思えばブログを書くことでマインドも変わってきたように思えます。
いつも読んでくださる皆様のおかげです(^_^) 本当に。
だって誰も読んでくれない・・=誰も同調してくれない、と思うと、多分続かなかったと思います。
お陰様でもうすぐ65000ビューです(^_^)

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