ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

自分の欺瞞を直視する。

ロゴスの小径へようこそ。

さてお陰様で愛犬も回復傾向にあり、
介護のために仕事を辞めましたが、
そろそろ少し働こう、と仕事を探し出したのですが
そこであることに気づきました。

仕事を選ぶ理由です。

私はデザインの仕事を
長年してきました。
が、本当にしたい仕事とは違うので
会社を辞め、その後は仕事量をおさえています。

にもかかわらず、仕事を探すとき私は
デザインの仕事を自然と探していたのに気づきました。


ところで、
人生を変えたいなら
いままで選ばなかったものを選ぶ。

前にも書きましたが
当たり前ですね。
今まであなたが選んできた全ての道が
今のあなたへあなたを運んできたのですから

もし今の人生に満足していないなら
同じ選択を繰り返せば同じ結果が待っています。

しかし、今まで選んでこなかった方を選ぶのは
なんと勇気のいることか。

私たちは今まで、それでもなんとか
自分の人生を選択してきました。
そして、今の自分がいる。

夢はかなえてはいないかもしれないけれど、
そこそこ幸せ。
大きな失敗はなかった、とも言える。

私たちはそれを学習して、
なかなか違う選択はできないのだそうです。

人間は一度安全な選択をすると
それを無意識に繰り返します。

通勤の道も、意識して変えない限り、
いつも同じ道を選んでいませんか?

たまに気分転換しようと思っても
結局いつのまにか同じ道を自動的に選んでしまうのは
その道を何度もとおり、安全だ、と
学習しているからだそうです。

そんなふうに
どんな友達を作るのか
どんな場所に行くのか

私たちは長年自分で選択し、
安全だった道を無意識に選んでいるそうです。

いつも歩かない道で出会う人と出会うためには
いつも歩かない道を選ぶしかありませんよね。
意識的に。

道でさえそうなのだから、
その他のもっと大きな選択を変えるのは
本当に難しいことです。

それでもここ数か月、いつも選ばない道を
選んできました。
洋服の好みに至るまで!w

選んでみると、それらはむしろ楽しいことだったり
今までに無いような出会いや人生の展開に
私を運んでくれています。

にもかかわらず。

私はなぜまたデザインの仕事を選ぼうとするのか?

それについて思考してみました。


私たちは生きて、死ぬだけ。
その間にどんな経験をするか
それを味わうために生きているのです。

そしてやってみたい仕事、しかもできそうな仕事は
私にはまだまだたくさんあります。

にもかかわらず
私はデザインの仕事を選んでしまう。

その仕事は常に私を助けてくれたので
そのスキルを失うのが怖いというのはもちろんですが

愛犬の介護中、家から徒歩圏内の数時間の仕事しかできずに
月に3日程度ですが始めた、データ入力の仕事。

これは実は瞑想効果を確認する意味もあったのですが、

それを始めた、と言った時の
周りの目。

なんでそんな仕事してるの?
デザインすればいいのに

(ちなみに瞑想効果の話をすると皆さんが納得されていましたが
今から思えば自分への言い訳だったのかもしれません)

ものすごくたくさんの友達に言われました。
そして未だに言われます。
デザインのスキルがあれば、仕事があるでしょ、と。

あるかもしれません。
でも私はそれを選ばない。だからこそ実際今この道を生きているわけで。

にもかかわらずなぜか人は私にデザインの仕事を勧めるわけです。
カッコよく見えるのでしょうねきっと(^_^;)
ちなみにデザイナー仲間たちはそれを言わないです。
その大変さも知っていますから。

まあそこで、デザイナーが実はどんなに大変か、
自分にはどう合わないのか、を説明する必要もないので
あいまいに笑っておきますがw

でもここでの問題点は周りの人ではなく
それを言われるたびに、心がざわざわしている自分自身です。

何の種類の仕事をしても
生きて死ぬことに変わりはなく

特にそれが譲れない夢、ではなく生活のためなら
なおさらです。

私は周りの人がデザイナーをしている私が好きだからと言って
その言うことを聴くのか?
他人の、まったく無責任な希望を叶えるために
生きているのか?

もちろんそんな必要はありません。

私はそのざわつく友人たちの言葉を
自分の言い訳にしてはいないのか?

そっか、私はデザインをしていればいいんだ、と。

欺瞞です。

ここをクリアするには
デザインを手放して
やってみたい仕事をやってみるしかありません。

人に言うのはたやすいし、
本当に正解だと思うのですけどね、
「やりたいことをすべきだ」と。

今日webでいろいろな仕事を
探しました。
そしてそこで気づいたのです。

私はなぜデザインの仕事を選ぶのか。
他の仕事を選ぼうとすると、

●●のため

という理由がついていることに。

家族のため
お金のため
将来のため
親のため
家に近いため
過去に学んだスキルを無駄にしないため
友だちたちへの体面のため

それに対して
本当にしてみたいことは

やってみたい

ただそれだけです。

思えば学生時代のバイト。
実家で親に庇護されていた時代なので
仕事を選ぶ基準は

やってみたいこと

でした。
時給がこっちの方がいいから、とか
こっちの方が皆がいいというから、ではなく。
家に近いから、でもなく。

もちろんこれから人生を決めるような
就職をするというような学生さんは
いろんな条件で会社を決めるのも大事かもしれません。

(まあ、それも本当は自分次第なんですけれど)

でも、
本当はそこまで自分を縛らなくても
例えば、もちろんお金は必要でしょうけれど、

その仕事でないと本当にダメなのか、は
また別の話ですよね。

本当にしたいこと、
してみたいことを

あなたは今、していますか?

ちなみにしていない、という人。
それは問題ありません。

自分でわかっていればそれでいいのです。
本当は好きな仕事ではない、でも
やりたいことのためにこれをしているんだ、と
はっきり認識があれば欺瞞に陥りません。

自分を騙して、
今やっていることが本当に好きなことなんだ、と
思い込んでいないか

たまに目を向けてみてください。

まあ、痛みを伴いますがw

自分を騙し続けると
心に空洞ができます。


いかがでしたでしょうか。
うまくお伝えしきれなかったかもしれません。
私も過渡期です。
ここに書くことで、自分を真摯に見つめざるを得ない状況に
追い込んでいますw

そんな切り込み隊長のw私に
どうか応援クリック、よろしくお願いいたしますm(__)m

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