ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

初志貫徹

ロゴスの小径へようこそ

先日、変化しないもの について書きましたが

実は人は変化を望まなくても
常に変化して「しまって」いますよね。
好むと好まざるとに関わらず。

あんなに盛り上がった恋も
いつか必ず冷めるようにw

私たちはひとつのものを追求して
追い求めようとしても
それを貫くことがなかなか難しい生き物です。

もちろん、貫く人もいます。
歴史に名を残すような・・・
アインシュタインゴッホジョブズさんや

しかし彼らは特別です。
彼らが一つのことに「執着してしまう」性質を
持っているのです。
しかもぬきんでた能力を持って。
アスペルガー、と呼ばれる人たちですね。

私たちもあるいは
一つの事を徹底的に追求できれば
彼らと同じような能力を発揮できるかもしれないそうですが、
努力でそれを成し得るのは至難の業です。
命でもかかっていない限り。

一度自分が決めたことだから、と
貫く強い精神力はステキです。
そして人にはもちろん初志貫徹する強さが必要です。

けれど

それを貫くことが、=幸せ になっているのかどうかは
たまに立ち止まる必要があるように思います。

というのも、お話させていただくと、
そこで苦しんでいる方が多いからです。

(と、感じてしまう私自身が
それを必要としているという証でもありますが)

以前とても苦労して手に入れたものだから、
といって
今の自分に必要なのか?

ずっと前にも書きましたが、
歌手になりたくてデビューした芸能人が、
歌手をどこかできっぱりあきらめた結果、
女優としてむしろ大成功したり。

そう考えると、
一度決めたことだから、と貫くことが
重要で素晴らしいこと、とは言い切れませんよね。

その、「決めたこと」を続けつつ
自分が欲するものを求めて他の事もできるのならそれでいいのですが。

2つの大学や会社に同時に在席できないように
選ぶしかない場面も必ずありますね。

あ、カレシはこっそり二人と付き合えばいいので
除外ですw

そのとき、
初志貫徹を大事にするのか
そのときの自分の気持ちを大事にするのか

そのどちらが幸せなのかは
その人とその状況次第ですが

ここでの留意点は、

仮に新しいものを選んだとして
古い何かを捨てて、新しい道をゆく。
それを決心するのはとても勇気が必要だし
いろいろなリスクを考え
想定できるいろんな未来を考えて決意しますが

しかしその選択すら
最後ではない、と言うこと。

この決断、選択が最後なんだと
命を賭けて悩みますがw

それですら変わることがある、
というか
変わります。

セッションをして気づくのが
この、「変わってしまう自分」を責めてしまう方が多い、ということ。

(そして、そう思う私自身もまた、変化を求めつつも
変わってしまう自分を責めてもいます)

もちろん日常の小さな決め事は
気が変わった、と言っていたら
何も成し得なくなりますがw

変わってもいいんです。
むしろ当たり前です。

そして、その選択が人生最後の選択ではありません。
また変わります。

そしてその先、一度捨てたものを
また再開しても、いいんです。

自分が幸せでありさえすれば。

歌手の道をあきらめて女優として成功したタレントが
しかしまた歌手を目指してもいいわけです。
私たちはそれを見て、
「えー!一度女優になるって言ったじゃん!」とは
思いませんよねw

友だちが、長年していた仕事を辞めて転職するときも
友だちを責めたりしません。
更にまた転職しても、
そしてまた元の仕事に戻っても

その時その時で事情や、気持ちの変化があったのだと
思いはしても、
一度決めたことでしょ!!!とは言いませんよねw

あなたのご主人が
職を変えても、収入が減るわけではないなら
そんなに大きな問題ではないですよね。
「仕事をする、家族を養う」という核さえぶれていないなら。
そしてその方が彼が幸せなら。

自分自身も同じです。
核となる、「自分が幸せに生きる」がぶれていないなら
何をしてどう生きても自由だし
正解はない、ので間違いもまたないのです。

もちろん初志貫徹してもいいのです。

一つの事を貫くために生きる、のではなく
幸せに生きる、ために 
選ぶのであれば。


いかがでしたでしょうか。

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