ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

女らしく生きなさい

ロゴスの小径へようこそ。

今朝、テレビをつけたら瀬戸内寂静さんが出ていました。

じっくりみてはいなかったのですが
耳に飛び込んできたフレーズ。

「女らしく生きなさい」というけれど、
女らしさ、ってなんでしょうね?

というお話。
そう、そんな定義はないのです。
無いのに、皆が親や大人に言われたので
漠然とイメージしてそれらしく生きているという
行き方。

親に、女らしく生きなさい
あなたは女の子なんだからと
言われたことありません?

もちろん、男の子も同じです。
おまえは男なんだから男らしくしろ、と。

でも、言った人もまた、
誰かにそう言われて育っただけなのです。

まるで怪しげな宗教ですw
定義は存在しないのに
それを信じ込んでいる私たちww

寂静さんはおっしゃいます。

「女らしく生きる」なんて無い。
すべきなのは
「人間らしく生きる」ことです。
と。

弱弱しくしていたら女らしいですか?
心が強くても?

男は心が弱ったらいけないのですか?

とはいえ世の中は
男らしく女らしくという宗教の信者ばかりなのでw

それを無視すると変わり者、と言われてしまうわけですがw

それにしても
人間らしく生きていますか?と言われると
ギクッとしませんか。

見せかけの男らしく、女らしく、は
実行していても

人間らしく
に心を自分は配っているでしょうか・・・。

そして
ありもしない「女らしく」を
気付けば追ってしまっている自分が
怖いです・・・洗脳って恐ろしい。

きっと他のたくさんのことを
洗脳されて生きているのでしょうね。

最近 女人禁制についての本を読みました。
男尊女卑のように聞こえますが
実は違う複雑な歴史を辿っていまの姿はあります。

そういうことも知らずに
私たちは「古くからのしきたり」やいい伝えを
漠然と信じています。愚かですねえ・・・

家族に不幸があれば穢れるから
神社参りは出来ない、なんて
本当に近年の思想ですよ。

まあ、神社で結婚式、も昔からあったわけではなく
昭和初期からですしね。

神社でお葬式、ももちろん近年ですよ・・・
仏教に負けちゃいますからね、財政難で。

仏教もそもそも本来はお葬式なんかしません。

そんな、ネットでちょっと調べればわかるようなことも
調べもしないで

古くからのしきたりで、と語るのを聞くと

人間ってなんてばかでかわいいんだろうと
思ってしまいます。
もちろん自分もそうなのでしょう。

話逸れましたか(^_^;)

女らしく、というものが存在しないように
私たちはありもしないものを
本物だと思い込んで生きています。

プラトンの洞窟の比喩とはまさにこれです。
洞窟の壁に映る影を 本物だと思って生きている人間。
自由はなく、繋がれたままなのは
それを本物だと思い込んで疑おうともしないからです。

自由は、自分が自分の感性で
NOと言えること。
革命出来ること。

違うと思うことは違う、と
言える勇気が大事だと
寂静さんはお話されていました。

少し前に非常に困難だったNOを私は言いました。
その代わりに得た、本当のYESは
それまで砂漠だったような生活を一変させました。
それくらい人生は変わります、が

それでもNOを言う怖さにYESを言い続けてしまうことも
あるわけです。
私も実際そうでした。

自分のYESに耳を傾けよう。
男らしくでも
女らしくでもなく

自分らしく生きよう。


いかがでしたでしょうか。

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