ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

女人禁制の歴史

ロゴスの小径へようこそ。

男女平等が当たり前の社会だけれど、
実際働いているとまだまだ女は不利だ、というのを
働いている友人から聞いた、
と驚きながら
友人が教えてくれました。

それを聞いて私はさらにビックリしました。
えーーーー知らなかったの???!!!

普通に社会に出ていれば
そんなことは当然のように存在しています。

歴史を遡れば
男子チームの陰謀でw
女子の地位は低くされてしまうのですが

もともとそういう風習が日本にあったわけではありません。
男尊女卑は仏教の影響なので
仏教が伝来してからのお話。
古くは平安時代あたりに
女性の地位は下げられていったそうです。

つまりそれまでは女卑というのは日本には
ありませんでした。

ちなみに「血の穢れ」の思想も
古くはありませんでした。
作られた歴史なのです。

そういう歴史を知っていると
「男とは」みたいな発言をする人を見ると
学の低さを気の毒に思ってしまうわけですが
(つまり、そう教育されただけに過ぎない)

ちなみに日本では女性を敬う=母親を敬う、に
巧みに置き換えられているそうです。
女性を敬う、を認めたくないので母親は偉大、と
置き換えているんですって。

母親は偉大、
女性を大切に、なんて言ってしまうのもまた
男が上だと思っている証です。
いや、別にいいんですけどねw

そういう人も昨今は減ってきて(年齢に関わらず)いますが、
たまたま見かけたりすると、
こちらが恥ずかしくなったりしてw

自分がフェミニストであること自慢、をするので
学の低さを露呈してしまうだけで。
(二度言ってみるw)


ところで
個人的には私も男尊女卑の思想を根底に内包しています。
そういう教育をまだまだ受けていた世代ですから。


既出の友人は男女差別に腹を立てていましたが、

女だからと言う理由で
コーヒー一杯でも男性に奢らせるなら
それは女性から男女平等を放棄している証拠だけど、
奢ってもらったこと、ないの?

と言ってみましたら返事がなくなりました。
(ああ友達減っていくだろうなあ・・・w)

権利を主張するなら義務も果たさないと。

男女平等!
でも、ごはんは奢ってね、
そして遭難のときは先にヘリに載せてね、
ではねw


私は男尊女卑でいいから先にヘリに乗せてもらう方がいいかな、とw


所属する大学の文化人類学の先生の著書
『女人禁制』
を読んだのですが
その歴史は興味深かったです。

男性が女性の身分をさげようともくろんだ男尊女卑。

そこから女人禁制の場所ができます。
山とか。
いまだにありますよね、そういう場所。

ふるくからのしきたり、かと思っていたら
古くはそんなことは全くなかったわけで。

そして
女人禁制の聖地は最近
減ってきましたが
なぜだと思います?


男尊女卑が叫ばれたから???

いいえ。

理由は観光です。

男性だけではお客が呼べなくなってしまったので
女性客も必要になったわけです。
客、とは信者も含めw

今も昔も
商業のために歴史は変わっていくんですねえー!

未だって刻々と文化は捏造されています。

女人禁制の神聖な場所に!歴史が変わる!などと
怒らなくてもいいんですw

歴史を冷静に眺めると
少なくてもそういう知識もなく
語ってしまう人が(もちろん私も昔はそうでした)
恥ずかしくてしかたない・・・だって
netでちょっと調べればわかることなんですから。


先日テレビで、netがない時代は
電話で直接話したり、その前は手紙でやりとりをしていた。
その歴史が消えていくのを嘆いている、というようなテーマの
番組をやっていましたが

電話だってできたのは近年ですよね。

手紙は古いですが、それでも庶民がやりとりできるように
なったのはいつでしょうね?
郵便のシステムができたのは?

そもそも日本には文字はなかった。
文字の文化はなかった。

あと何十年かしたら
「昔はnetというものがあって、それでやりとりできて
風情があった」
という世の中になるわけですw


だからって何?ってことでもありますがw

男女差含め、そんなことに腹をたてなくてもいいのになー

と思える昨今の私は
少しはスナフキン化しているでしょうかw


いかがでしたでしょうか。

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