ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

呪いの正体

ロゴスの小径へようこそ。

呪いってこの世に存在すると思います?

ええ、存在しますよ。
神が存在するのと同じように。
信じる人がいれば存在するのです。

呪詛についての文献を読んでいますが
実際に起ったことと
物語に出てくる呪いの双方から紐解かれているのですが

ソースはこちら。

日本人の霊魂観---鎮魂と禁欲の精神史 (KAWADEルネサンス)

日本人の霊魂観---鎮魂と禁欲の精神史 (KAWADEルネサンス)

誰もが知っている源氏物語を例にとりますと
六条御息所が、葵上の出産時に生霊を飛ばしてしまうのですが

これもよくよく冷静に読むと、
浮気をしていた光源氏の妄想、ということになります。

やましい気持ちが自分を責め、
葵上にとり付いた霊を、
六条御息所だ、と判断するわけです。

この場合、呪いは存在していますよね。
実際六条御息所が霊を飛ばしたかどうかはわかりませんが

源氏がそれを呪いだと認める限り
呪いは誰がなんといっても存在することになります。

この世は
自分の感覚が全て。

自分が存在すると確信したものは全て存在します。

逆に、自分が存在しないと確信したものは存在しません。

例えば世界にはいろんな呪いや
タブーが存在しますが
それを知らなければその被害にあいませんよね。

つまりは観念的なものということになります。
絶対的に存在するものではないのです。

浮気をすれば罰を受けますか?

しかし一夫多妻の国・・いえ、日本も本来そうでした・・・
では、
たくさんの子孫を残さない人間の方が
罰を受けるのです。

日本なんか地獄におとされますw

とすると
何を信じて生きるか、がその人の人生に直結するわけですが

ああなりたい、
こうなりたい、

と夢を持て、とあちこちで言われてしまいますがw

思い込もうとするのと
思っているのとでは別です。

引き寄せの法則でよく例に出される
長嶋さんの天覧試合ですが

ホームランを打つ、とイメージし確信し
ホームランを天皇陛下の前で打てた、と言う話。

長嶋さんは
打てる!打てる!と必死に思い込んだのでしょうか?

そうではなくて
打てる、と知っていた、が近いのではないでしょうか。

私たちも、ものごとがうまく行く時って
必死に信じて唱えたのではなく

なぜか後になって思うと、
そうえいば最初から知っていたような気がするし、
そんなに必死に思い込もうとしないで
むしろ自然に手に入った、

という感じがしませんか?

呪いも同じ原理です。
呪いなんかない、と必死に唱えても
心の底からそれを確信していなければ
やはり呪いは存在してしまいますが

信じるもなにも
その呪いの方法さえ知らなければ
呪われようがないですよねw

必死になって思い込むことの効用って
そんなに大きくないように思います。

って身も蓋もない話だな・・・www


でも世間は
必死に夢を追いかけろ、
成功を思い描け、

というのが主流ですからw

そこまで必死にならなくても
手に入る物は手に入ります。

必死にならないと
まっすぐそれに向かわないと
常に思い描かないと
手に入らない、という呪いに
疲れたときは

そんな呪いそもそも存在したっけ?と
考え直してみるのもいいかと思います。


いかがでしたでしょうか。

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