ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

この世で一つの真実

ロゴスの小径へようこそ。

数字はとても哲学的で神秘的である。

ということだけは随分若いころに読んだ本で
なんとなく知ってはいたのですが
その根本的な理由は全くわかっていませんでした。

そもそもそう本で読むまでは
数字が神秘的だなんてちっとも知らなかったわけですが

私たちは生まれてから
いろいろな影響でものごとを学びます。

ごはんが好きだなあ、日本人だし

とか言いますがw

パンが主食の海外で生まれ育った日本人は
やはりパンが好きなように

持って生まれた観念のようなものは
私たちは持ち合わせていないのです。

他人を傷つけない、殺さない、が
持って生まれた良心?

いいえ、戦士として教育されている子供たちを
誰もがご存知でしょう。

何が正しいのか、は教育で学ぶのです。

男らしく
女らしく

そんなことまで私たちは教育で学ぶのです。
男の子は青が好きで
女の子は赤が好きなのも
教育です。

天国を信じるも信じないも
神がいるもいないも
皆、教育。

持って生まれた観念ではありません。

生理的欲求くらいでしょうか。
しかしそれは人間ならではというわけではないですよね。

その上世の中には確固たるものは何一つない。
何が正しいか、という定義は存在しません。

神が正しい、といっても
自分たちの神が本物だ、と戦争をするくらいですから
確固たるものではない証拠ですよね。

宇宙が膨張している、というのも仮説ですよ。

今の最新の科学も、新しい発見でどんどん塗り替えられていきます。
自分が子供時代に習ったことは既に古かったりして
微妙に恥ずかしかったりねw

法律だって国によって違います。
倫理はやはり確固たるものではないのです。

けれど

そんな中で唯一
絶対にどんな思想や教育を受けても変えられないものがあります。

それは数の観念です。

どこの国へいっても一つは一つ。

子どもに数を教えなくても
数(いち、に、というような呼び方はわからなくても)の観念は理解するそうです。

これってすごいことではないですか?

この世でたった一つの真理。
それが数字なのです。

数字があればこの世のさまざまな法則も理解できます。
音と音が調和する音階をとるときにも
数の法則があるそうです。

星の運航もなにもかもが
数字で理解されるものですよね。

この唯一無二のものこそ
神 と言えるのではないでしょうか、

としたのが
ピュラゴラス教団です。

そう、あのピタゴラスの原理、の。

学者だったのではなく
宗教だったんです。

そしてこのピュラゴラス教団に影響をうけたのが
プラトンと言われています。
ソクラテスこそが哲学の生みの親ではありますが
彼は著書を残さず、
弟子であるプラトンが書いたものが
ソクラテスの言葉として残っているので

プラトンこそが哲学の生みの親、とも言えます。

そこから脈々と続く哲学の歴史。

プラトンが、
イデアという、絶対的なものがある、としたのも
ピュタゴラスの影響と言われているそうです。

宗教なので
数学を極めれば生まれ変わる罰、輪廻を抜け出れる、という
教義なのですが

おもしろいですよね。

まあピュラゴラスは別としても

数字のことを考えると
やはりとても不思議です。

人を殺してはいけないとか
そんな感覚すら持って生まれていない私たちが

数の観念を持っている不思議。

その根源を紐解けば
やはり神に出会えるような気がしないでもないと
思いませんか?

それはこの世でたった一つの真実なのだから。



いかがでしたでしょうか。


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