ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

神社が流行っている理由

ロゴスの小径へようこそ。

夏が逆戻りしたような日々が続いていますが

夜になると秋風。
月もきれいですね。

神社はあちこちでお祭りが。

今年はお伊勢の遷宮もありました。

ちなみに20年に一度のこの遷宮
今年ほど盛り上がったのは
江戸時代のおかげ詣りの流行以来で
ものすごいことだそうです

おかげ参りが流行した理由は
社会学的には政治への不満や不信、
将来への行き詰まり感からですよね。

「ええじゃないか」

の流行とよく同列にされています。


つまりは今はそういう時代だということです。

そういう背景には蓋をして
まるで素晴らしいことのように報道されている、までは
情報操作なのでしかたありませんが

それをまるっと信じている人の多さに
ちょっと笑えます。
だって小学校だったか中学校で習いましたよね、
その背景。
私いまだに覚えていますもん。


ちなみに伊勢は大好きですし
テレビで見る遷宮
一般市民はみることができなかったのに
今はこうして見れるようになったのはありがたく、
感動しました。

けれど。


この空前の日本の神様、神社ブームで
(そろそろ下火な感じもしますが)
古事記の神様について

まるでAKBから誰かを選ぶようにw
○○神押し
みたいな人の多さにも驚かされます。

あの神様はこのご利益を叶えてくれる、というようなね。

しかし
願いを叶えてくれる○○神は知っていても
その歴史、神話を知らない人がとても多いそうです。
これ、日本人くらいだそうです。
自国の神話を知らないなんて。

それでいて、ご利益だけを求めるなんて。
しかもたった五円で!(ご縁がありますように、は都市伝説ですw)


古事記を読んだことのある人、

なんて身の回りにはほんの少しです。

神社で願掛けする人はたくさんなのに!

まあ、いいんですけれどそれでも。
神様もそれでもいい、と言ってくれていますw


ところで日本の最高神
誰だかご存知ですか?

お伊勢の神様

天照大御神

・・・ええ、今の時代はね。

古事記日本書紀
その時代によって最高神が変わっていきます。
時の勢力者によって最高神は変わるのです。

古事記をお読みになった方なら
日本の始祖神、イザナギイザナミ
(というのも知らない、と言う人もけっこういます。
正直ショックでした。)

神様にお伺いを立てる話をご存知ですよね。

え?神様が神様に????


そうです。

真の神

とは

人格神のようなものではないのです。

人間の形をして
怒ったり拗ねたり罵ったり殺したり奪ったりする神々。

それが
最高神なわけがありません。

神とはもっと絶対的なもの。
人間とは違うもの。


ところで世界は
この「神」と政治をないまぜにしたような時代と
それらをきっぱり分けている時代を
ゆっくり交互に繰り返しているそうです。

ニーチェが神は死んだと唱えてから

世界は神と、科学にきっぱりと分かれてきました。

が、それが立ち行かなくなると

人はそれがなんだか知りもせずに漠然と神を求めます。

おかげ参りのように。


今は政治が危機的状況、と言われると
ああそうだよね、こんな時代だしね、と
漠然と思いはしますが

実際本当にかなりギリギリな状態であることは
政治に詳しくない私でも
ちょっと学べばわかってしまいます。

その危うさは
先の震災で暴露されるところとなりましたが

対抗手段もない私たちは

その素性(神話)も知らない、
誰かにこれがあなたの神様ですよと言われたものに
知らずにすがっているのかもしれません。


いかがでしたでしょうか。

連休らしからぬシュールな内容になってしまいましたが(^_^;)
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