ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

「大人」になりきれない?

ロゴスの小径へようこそ。

土日ってどうしてこうも時間がたつのが早いんでしょうねえ。

しかし、「時間」とは実は存在しない、観念的なものでしかありません。
例えば私の過ごしたこの土日の長さ。
これはもし時計や日の入りなど、時間を知るものがなければ、
他の誰ともきっかり同じではないですよね、

時間 とは、それぞれがそれぞれになんらかの意味をもたせたときに
成立するものです。

つまり、仮に生物が存在しなかったら、「時間」というものに
意味はあるのか?

これは実は「自然」も同様です。

自然てそもそもなんでしょうね?
自然について考えるのは人間だけだそうです。
つまり、
人間は自然を「人類以外のもの」と捉えています。

動物も植物も自然のものなのに
自分たちだけは自然ではない。

もし人間も自然なのであれば、
地球上の鉱物を組み合わせたり化学反応させたりしてつくった
化学物質も
原子力発電所もなにもかもが
自然のもの、ということになるのではないでしょうか。
(というのを、30年近く前に北野武さんがラジオで話されていました。
ずっと心に残っていましたが、哲学だったですね・・・)

ともあれ、「自然」とは人間以外のもの、という
定義がたちそうですね。
そう考えただけでも不思議で

「時間」といい「自然」といい
あくまでも人間を中心に考え出された西洋的な思想です。

「時間」とか「自然」とか「世界」とか

私たちはそんなあやふやな観念的なものを
わかったつもりで生きているんですねえ・・・

だからってどうということはなく、
そんなことを考えなくても

「時間ってこんな感じのものだよね」というお約束
(しかしそのお約束も、真の意味で共有はできていない)で
生きていれば問題ないわけなのですが
自分がそんなことすら「知っているつもり」で生きてきたことに
教学を覚えます。

私たちは誰一人として、そもそも時間とはなにか、を
知り得ないのです。

時間論については、哲学の学問の一部であり
詳しい著書も様々出ていますのでご興味のある方はぜひ。
私もいま勉強中なのですが、日々少しずつ紐解いています。

時間が、確固たる過去から未来の流れで
積み重なってできているもの、というのは
単なる幻想です。

簡単に言うと、キリスト教思想で
このあと「終末」がきて「最後の審判」があり選ばれた者は
神の国」へ行ける。というような一直線の流れがあるからこそ、
過去から未来に時間が流れている、ということです。

本当に理解した信者であればこれは幻想ではなく真実なのでしょうけれど、
その上澄みの知識だけを輸入したのが日本であり
やはり単なる幻想です。

私にはこんなことすら知らずに生きてきたことや、
しかし今からでも少しでも真実
(つまり、幻想を信じているに他ならない、というだけの真実)を
知ることができること

これこそが
とてもとても重要なことに思えるのです。

もちろんその他の「死」についてなどの
哲学的なテーマについてもですが。


しかし哲学をしてこの世の真実から目を逸らせない人を
「子ども」と言います。

なんの役にも立たないので、
そんな暇があったら
もっと自分の役に立つ何かを考えたりしたりした方が
「大人」ですから。

子どもは、単に自分の知りたいことを
損得考えずに追いかけてしまいます。

あのソクラテスも、
哲学なんて青年時代までに学べばいいことで
いつまでもやっているのは子どものすることだ、と
言われていたんですから!


私の周りには大人ばかりがいます。
大人でいいひとばかり。

大人になりきれない、とは
自慢話でもカッコイイことでもオシャレなことでもなく
(どうしてそんな風に使われるんでしょうねえw
「自分は子ども」自慢の大人、結構多いですがw)

こんな風に真実を見つめてしまうことだというのに。


とか考えていたら、カフェの隣の席で
幼稚園の子供のおかあさんが二人、
子どものお遊戯会?の発表で
子どもにどうスピーチさせるかを打ち合わせていました。

「ぼくたち私たちの、たのしみにしていたおゆうぎかい」

とか皆の前で語らせることについて
親が必死に打合せ。
○○ちゃんの髪型はどうしてくるのか、
揃えないと不公平だ、とか。

・・・ばかみたい・・・いや違う。
あれが大人。
日々おこる様々な出来事を考えて生きていく。

私はそんな子どもの髪型の打合せ時間で
少しでもこの世の真実を知りたいよ。


日々生きにくくなってきたなあ・・・というか
生きにくかったのに大人のふりでうまく生きて生きたのに
ここにきて気づいてしまった、という感じか。

哲学は難しい、と言われてしまいますが

単に大人になりきれない人のことです。

子供時代、この世の真実が気になってしかたなかったでしょ?
宇宙の果てには何があるのか、とか
人間ってなんなのか、とか
地獄ってあるのかな、とか

それの疑問を未だに捨てられずに
真実を掴みたく(しかし掴めない。無いので)なってしまう人のこと。

幸せになれるわけでもないのにね。



いかがでしたでしょうか。

うーん、明日は月曜、やだなあ・・と思いつつ
ブログを書き始めたら
なんだか元気でてきちゃいましたw
それすらどうでもいいこと、というか。



いかがでしたでしょうか。
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