ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

「自分」を知る方法

ロゴスの小径へようこそ。

さて今日は昨日に続いて自分について。

ヘーゲルの思想をなんとか噛み砕いてみようと思います。
難しいですヘーゲル。でも惹かれてしまう。

さて自分ってなんでしょう。

自分は窓の無いカプセルのようなモナド
他人や世界とは永遠に厳密な意味で交わることがない。

とはいえ

例えば

自分になんらかの才能があるかどうか、を知るには
自分の中で考えているだけではどうしようもないですよね。

自分が歌がうまいかどうか、は
歌ってみないとわからないのです。

つまり、自分の中から、外に出すという行為。

その、外に出したものを
自分で眺めるとき初めて
自分について知ることができるわけです。

音痴だった!とかねw

そう考えてみると、自分を知るには
自分の中だけでは知り得ないということです。

そして、交わることの無かったはずの他者や世界があってこそ
初めて自分を知るのです。

他の人より歌がうまかった、とか
歌で食べていける、とか
歌で世界的な有名スターになる、とか

結局自分だけでは成し得ないですよね。

歌じゃなくても同じですよね。

自分の中で出来そうだとか出来なそうだとか思っているだけでは
それは自分にとってどういうものなのかは知り得ません。

いったん外にだし(創造し)
他者の目で、それを眺めて初めて知り得るのです。


自分探し、とは自分の中に深く潜って行くだけでは
成し得ないということです。

あ、ちなみに旅行に行っても自分は見つからないそうですよw


最近私は自分について気づいたことがあります。
自分は頭の回転が速い方で、なんでもさっさと理解して
なんでもさっさと要領よくやってしまう、と思ってきたのですが

単なる早合点で
本当の意味を理解しないで生きてきたんだ、ということ

しかし思ったよりバカでもなく、
人より時間がかかってしまうだけで、ちゃんと理解できる、ということ。

これも、美術系ではない大学で学び始めて
レポートなどで自分の中から外に出して
初めて気づいたことです。

学友たちの理解の早いことと言ったら!
自分の頭の悪さに一時は落ち込みました・・・が
時間がかかるだけで、最近だんだんといろんなことが
理解できるようになってきました。

これに気づいてみると、
いろんなことに早合点して損をしていたなあ、と
思えることが多々ありました。

これも、外に出してみないと知り得なかった自分自身。



どうせ、死ぬんですよ。
出して、見て見ませんか。

本当の自分、を。




いかがでしたでしょうか。
更新の励みにしております。よかったら応援クリック、よろしくお願いいたしますm(__)m


人気ブログランキングへ