ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

人間関係を激変する「箱」

ロゴスの小径へようこそ。

人間関係での悩みはとても多いように思います。
実際自分も人生の悩みの90%が
人間関係の悩みでした。

いろいろな啓蒙書を読んでは、理解できたようなつもりになっても
結局自体は変わらず。

ちなみに人間関係の悩みの全ては
自分が悪い、と言えます。
だって自分がどうにかする意外にないのですから。

もちろん相手が絶対的に悪い場合もありますよ。
ストーカー被害やDV,ハラスメントなど

けれどそれも
周りに話す、警察に訴える、など行動を起こす必要がありますよね。
それも気が重いしそれだけでも一大事ですが・・・
でも、自分でやるしかないんですよね・・・。

先日テレビで、ストーカー被害にあった男性の話をしており、
SNSで元カノからストーキングされていたのですが、
それでもtwitterをやめなかった、と。
それは他の友達と切れるのがいやだったので・・・とのことでした。

結局自分で選ぶしかないんですよね。
元カノが悪い、といくらいっても被害を受けるのは自分自身なんですから・・・。

さて
今日は先日の無料プチセッションでもご紹介した

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

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こちらの、具体的な方法をご紹介したいと思います。

これはつまり、自分に素直になることで
人間関係を解決する、というような方法です。
ちなみに素直になる、とはきれいごとではなく
自分がどうしたいのか、を考えなさいという戦略でもあります。

先日仕事で、
展示会に参加したのですが

その時、自分の出したい製品を展示してもらえなかった、と
怒っていた方がいらっしゃいました。
Aさんとしましょう。

その展示会の担当の方・・・Bさんとします・・・に
認めてもらえず、出せなかった、とか。

確かにAさんとBさんは年齢的にも大差ありませんし
上司と部下でもありません。まったく部署が違うのです。

しかもその展示会出展はもともとAさんの発案。
なので、自分が出したくて企画書を作り会社に許可をとったのですから
Bさんにいちいち許可を得るのはおかしいと思ったと思います。

展示会ギリギリまで、Aさんは自分で製品を用意しました。

けれど、いざ出展となったとき、
Bさんに却下されて展示することができなくなったのです。

Bさんは横暴だ、とAさんは思ったでしょう。
Bさんは自分の意見をはっきり言う方ですし、
怖い、と思う人もいると思います。
Aさんは優しくおだやかな方です。
横暴だと思っても、陰で愚痴るしかできなかったでしょう。


さてここで誰が悪いのか?

Bさんって酷いよね、
自分でやりたいようにやっちゃってさ!
Aさんの発案だったのに!

と言うのは簡単ですが、
それで何か解決したでしょうか?

そうなる前に、Bさんは自分に素直になることが必要だったのです。
素直になる、とはつまり

Bさんのしたかったことは自分の製品を展示すること。

なのに、Aさんが勝手に進めるのを陰で愚痴りつつも指摘も出来ず
最後に製品を出せばなんとかなるかな、くらいに思っていたようです。

でももっと素直に自分の気持ちを読んでみれば

いい大人なんですから、もっと早くにBさんと話し合うべきだった、というのに
気づいていたはずです。
でも、こちらからなんでお伺いしなくちゃいけないの、とか
へんに意地になってしまい、

いっそAさんが横暴にすれば
自分は被害者になって周りの同情も買うわけで
それでもいい、Aさんの評判を落としたい

みたいな気持ちもあったはずです。

そうです。これが「箱」にはいってしまった状態です。
自分の中の小さな箱に閉じこもり、
周りの状況もみない、感情だけに捉われた状態です。


自分が箱に入っていると気づいたらその瞬間に
箱から出るのが必要です。

つまりこの場合、Aさんは
早い時期にBさんと打ち合わせをして
自分の製品を出したいこと、今のままで出せないなら
どうしたら出せるのかをBさんと話し合うべきだったのです。

一方、Aさんが自分に内緒で進めているのをBさんも
知らないわけではなかったので
展示はさせない!とますます思ってしまったのも
あると思います。

途中で相談してくれたら、いい方法を一緒に考えていたはずです。
だって、仕事ですから。

つまりはBさんも、Aさんが相談してくれないことで箱にはいってしまったわけですが

Aさんとしては、Bさんが悪いんだから先に箱から出ろよ!と
思うかもしれません。

けれど、担当がBさんになってしまったことや
Aさんがしたいことは、Bさんへの反発ではなく、
展示会に製品を出したいこと、だったのですから

先にお前が・・・みたいなどうでもいいプライド(でも実際は違う)みたいなものは捨てて
目的を果たすべきだったのです。


なんでこれが哲学的?と思いますか?

哲学的なんですよ。

つまり、
目的のために何をするのが最善か、を理論で考えるのです。
感情ではナシに。

結果それが、自分に素直になることになり、
周りとよい人間関係を作れることになりますが、
それは二次的なものと考えていいです。
そこを目的にすると、周りにへつらえばいいのか、に
成りかねませんから。

私はこの本を読んでから
徐々に人間関係が激変しました。
激変なのに徐々に?というのは、

自分は常に箱に入っているような生き方をしてきたので、
何かあるとすぐに箱に入ってしまうからです。

でも、そのたびに、

あ!いま自分は箱に入ってる!と気づき
箱から出るのです。

それを繰り返すうちに
別に人にへつらうでもなんでもなく、
ただ自分の感情に素直になることが、
箱から出ることなんだ、とわかるようになりました。

なんでも思ったことをズケズケ言えばいい、というのとも
違いますよ。
もちろんそれでもいいのですがw


ちなみに、
こちらが箱から出ると、たいていの人が
箱から自分も出て来てくれます。

私も日々箱に入っています。

ムカッと来ると嫌味の一つも・・・となりかけて

いや、しかし今自分がしたいのはなんだっけ?と
思い返します。

これ、家族や友達との関係にも同じように使えます。

自分を押し殺して人にナイスにしようというような
気持ちの悪い方法ではなくw

あくまでも自分の利益のため、がベースなので
私は好きですね。
(でありつつも、結果人との関係は善くなる)

ちなみにこれは、
以前もご紹介した「怒る技術」とも実は同じです。
自分のその場の感情に振り回されるのではなく、
冷静に自分の得たいものを得るベストな方法を考えて実行する、というものです。


うーーん。うまくご説明できたといいのですが・・。
確か文庫本にもなっていたし、図書館にもたいていありますので
人間関係が辛い、と思う方はぜひご一読されてみてください^^


いかがでしたでしょうか。

東京、大雪!わくわくでたまらないです。
雪見酒しました!

でも明日は雨で消えちゃうのかな・・・
その前に遊べるといいんですが・・・。


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