予定調和
ロゴスの小径へようこそ。
そういえば
２０１２年に世界は大きな変革を迎え
人類の価値観が変わり
お金の価値は下がり
精神的な世界にとって代わるとかなんとか
流行っていたの覚えています？
グランドクロスの影響だとか
マヤ歴のなんとかだとか。
スピ系の人はさんざん騒いでいましたね。
１９９９年に大王が空から降りてこなかったことも
なんとなくスルーされていましたがｗ
そんな大変革なかったですねえ・・・
今さらほじくり返すのは意地悪でしょうかｗ
それとも「選ばれし者」だけ
（当時は「気づきのあった人」とか言ってましたねえ）が
そっちの世界にいってしまって
行けなかった私はいまだ変化に気づかずに
相変わらずお金が大好きなんでしょうかｗ
この、世界が変革する、みたいなテーマは
昔から不景気だったりすると定期的に発生していたそうです。
キリスト教のことなど深く知らない私たちは
これ系のスピリチュアルを
なんとなくキリスト教っぽい思想なのかな？とか
思っていますが
もともと、キリスト教の教義ではなく、
しかしキリスト教徒の間で民間発生した思想だそうです。
あれだけ大騒ぎしていたのに
なかったことのようにして平然としている人たちって
なんなんだ・・と思いますが
考えたら、２０１２年に実は
「選ばれし者」は「そっち側」（宇宙人に選ばれて宇宙にいってしまう、
なんて説もありましたねえ・・・そんな映画も。）
に行ってしまって
いま普通にこの地球に依然と同じように生きている私たちは
それを盲信していた人たちを含めて
残された側の人だった、というオチかもしれませんｗ
最近、「歴史」について学んでいるので
ふと思い出してしまった次第ですが。
歴史って、なんでしょうね。
二つの考え方があります。
誰か（神と呼ばれる様な）の意思によって、
彼の求めるよう作られるもの
（つまり未来は決まっている）
という考えと
人間がその意思で作っているもの
（つまり、人間の意思で未来は変えられる）
に大きく分けられます。
その二つを統合するような思想もありますが
いまだ答えはでないままです。
まあ、その答えが出れば
神はいるのか？とか死後の世界、とか
人間はなんのためにいるのか、など
全ての哲学的問いが解けることになるのですが。
今、ある不幸な出来事たち。
天変地異から
今日嫌な思いをした、なんてことまで
神によってきめられていた。
でも、なんで神様がそんな
人を不幸にするような真似を？
それは、
大きな彼の目的のために必要だったから。
不幸な事故も何もかもが
彼の目的のピースとして必要だった。
最終目的に至れば、
それがぴったりと意味が通る
それが予定された調和、
予定調和です。
ちなみにその最終目的ってなに？
それは人間には知り得ません。
神の考えることは人間なんかにはわかり得ないのです。
うーーん。
やはりこの思想、私にはピンときませんし
ムカッときます、ムカッと。
神が予定した出来事なんだとしたら
神様なんかいらない、とどうしても思ってしまう。
世界はそんな残酷な神が支配しているのでしょうか。
まあ、神様を信じている人は基本そっち側ですが。
（悪い、と言っているのでも間違っている、というのでも
ありません。答えは未だ、無いのですから）
人類が核を無くそう、と思えば
未来は変えられる。
しかしここでもまた
それ自体がもともと、神様の計画通りかも、という可能性が
含まれてしまうわけです。
しかし考えたら、
神の予定通りに世界が創られるのであれば
どんな不幸に思える出来事にもyesというしかないのですが
実は「神は死んでいる」のを
人類のほとんどはうすうす気づいているので
景気が悪くなると
新たな時代がくる！とか価値観が変わる！とか
そんな思想が生まれてしまうのではないでしょうか。
だって神と予定調和を信じていれば
今のその辛い状況も受け入れるしかできないはずですから。
まあ、実際は
そういう変革、みたいのを信じて騒いでいた人たちは
少なくても私の周りでは宗教に帰依している人たちでは
ありませんでしたが。
まあ、こんな思考も意味はないんですが
２０１２年に備えて
気づき、とか騒いでいた人たちのことを思い出すと
ちょっと笑えるなあと
（・・・読んでないといいなこのブログ・・・ボソッ）
思ったりして。
一緒に右往左往しなくてよかったー！
さてあなたの未来は
自分で創るもの？
それとも最初から決められていたことだったんでしょうか？
いかがでしたでしょうか。
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