ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

「自然」とはなんでしょう

ロゴスの小径へようこそ。

自然、にはいろんな意味がありますが、
今日は 空や海や山や地球。そういう自然についてです。

自然、ってなんでしょうね?

当然知っていますか?


哲学では非常に深い意味があるのですが

自然とは

人間がつくったもの以外のもの

と人間は考えているそうです。

あたりまえですが、私は
ハッとしました。
確かに、「自然のもの」と言ったとき、
私たちは、人間のつくったもの以外のものを
思い出しませんか?

人間の創りだしたものは「自然」ではありません。

でも実際は
この世のものは、例え人間がつくってしまった
自然界にない、と言われているようなものも

やはりこの世界の中に存在するものでしかないので

結局「自然」なのではないか、とも思えませんか?


つまり「自然」の観念とは
結局人間の観念、ということになります。

人間がそう考えている、というだけで
本当は区別はないのかもしれません。

ビーバーがつくるダムや
アリがつくるトンネルは「自然」で

人間がつくるとそれは「自然」ではなくなるのですから。


うーん、不思議ですねえ。

こうして、「当然知っているつもりのもの」だったことも

「自然」という言葉の定義でさえ
私たちは知らずにいたのではないでしょうか。



そして、「自然」ってなんなのでしょうね?
人間も含めて。

なんでここにこうしてあって
私はなぜここにいるのか。

望まずに生まれてきて
突然死んでいく

死んだあと、ここに生まれた意味がわかるのでしょうか?

それともまったくの無があるだけなのか

としたらやはり生まれた意味はない、
ただただ生きている間を楽しむ以外に

ということになります。

いっそ神様がいて
彼の目的実現のために世界がある、と
思いたいのに

死の瞬間までその真偽がわからないまま
信じることも到底無理ですし



今日はなんだか春の空気でしたね。
もうすぐ桜が咲いて
大好きな季節がやってきます。

考えてみたら
ソメイヨシノも 人間がつくったもの、なんですよねえ。
人間の操作で作られた自然のもの、は
自然 と呼ぶのでしょうか?
生きものなら「自然」なのでしょうか?
ロボットは「自然」ではないのに
クローンは「自然」になるのか?
全てのものは神が創ったもの、であるなら
人間のつくりだしたものも全て、神の創った「自然」のうちにはならないのか?

・・・
「自然」とは結局なんなのかもわからないうちに
桜の季節を何度か過ごすうちにこの世を去る時が来るんでしょうね。

私たちは結局、何も知り得ない。
知り得ないまま、生を終える。

そう思いませんか?



いかがでしたでしょうか。
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