ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

「強さ」の正体

ロゴスの小径へようこそ。

愛犬を毎日病院へ連れて行き、点滴をうっています。

ものすごくお高い・・・のもさることながら
延命のための点滴、についてはとても悩むものがあります。

犬が自分の意思で決められないのだから
私が決めるしかありません。

6年前に他界した祖母が危篤状態になったとき
父や伯母だちは延命を望みませんでした。
とにかく痛く無いように、とモルヒネを投薬。
心臓が止まる少し前に、夢を見ているだけの状態だという祖母が
うっすら笑ったのが忘れられません。

さてそんなふうに
誰かの死を自分が選択しなくてはいけない場合は

自分がどうしたいか、で選ぶしかないそうです。


私だったら・・・
回復の見込めない延命は不要、それよりもとにかく
痛くなく、苦しくなく、です。祖母のように。


愛犬は、点滴を打つことで、不自然に延命してしまっていることは
間違いありません。
水も食べ物もいっさい口にしない今、
確実に死に向かっているのですから。

点滴が体に負担になる、という説もあって迷ったのですが
彼(犬)の様子をみていると、点滴を打ったあとは
やはり具合が良さそうです。

死に向かうとしても、脱水しないでいられるので
楽なはずです、と獣医の先生もおっしゃっておられて

毎日の点滴は、私のお給料ほぼそのままに匹敵してしまうのですが

回復しない延命のため、ではなく
痛みの軽減のため、と思うと

今私にできることはこれだけかな、とも思えたりします。


延命治療にはものすごくお金がかかるとか。
回復の見込みがないなら、延命はいいから痛みを取る方法を、と
以前友人に聞きましたが

私もそういう気持ちなんだな・・・と
改めて思いました。


「死」とは孤独。

神様の下へ行ける幸せな旅、と
心の底から盲信できていない私には
孤独以外の何物でもありません。


先日、強い人、とは自分の運命に向き合い括目し
それに対峙していく人、と書きましたが

いろいろ哲学的思想を調べると

強い人とは、孤独に耐える人、

だそうです。

自分の運命を自分で引き受ける覚悟もまた孤独ではありますよね。


またまたスナフキンを考えてみるとw
彼は強いです。それは孤独に耐えているからなんですね。

ちなみに孤独=友だちがいない、という意味ではないです。
孤独とは、一人で立つ、ということ。


そういえば
「信じることが愛」同様
「強さは優しさ」もけっこう
わかるようでわからない言葉です。

人にやさしく出来るのは
自分が辛い目に合ったことがある人だけだそうで
(つまり、自分の体験したこと以外は
たいしてわかりはしないと言うことです)

辛い出来事に耐えてきた人=強い

から、強さ=優しさ

という三段論法が正しいのだと思いますが、
間をはしょると、どうしても
耳触りはいいけど、よく考えたら意味不明、の言葉に
なってしまいますねえww

むじろ、
弱い人の方が優しいですよね。
人にしてほしいことを人は他人にするので、
優しくされたい弱い人は
他人にも優しくします。


一人で、立つ。

これができないのであれば
何を語ってもしょせん欺瞞です。
その第一歩は
自力で生活する(だけの経済力をもつ)、ですね。

他人に養われていては
どんなに偉そうなことを言ってみても
しょせんその人に従うしかないですから。

(もちろん仕事をしても、上司やクライアントには従うのですがw)

親がお金持ちだったら仕事をしなくても
その状況になれますのでラッキーですw

哲学者なんかたいてい、親の遺産で仕事もせずに
思考ばかりしてたんですからw


ここ数年

「強くなる」が自分の目標でした。

でも、その「強い」の定義は漠然としたものでしか
なかったんだ、と今はわかります。


ところで、孤独は飼い慣らすことができるそうですよ。

特に今の時代はネットもあるので
介護中で引きこもっていても、人と接する(フェイクであっても)ことが
できていて
そう孤独は感じないので

19世紀の哲学者たちよりはずっと孤独は生ぬるいもののように思えます。
(逆に、だからこそ孤独が現代の問題点になっているのですが
そのお話は社会学になるのでまたいずれ・・・)


子供時代から常に犬と暮らしていました。

今、愛犬を失い
もう一匹の愛犬を看取れば

今度こそ久しぶりの「孤独」が始まります。

孤独が耐え切れない人は
宗教に入信したりしますね。
(もちろんそうでない人もいると思いますが。
特に親の代から、の人はそういう理由なしに信仰するのが当然ですし)

そういう人は神を信じるだけではダメだそうです。
人間て変な生き物ですねw




いかがでしたでしょうか。
ほぼ寝ていないので乱文になっていると思いますが
けっこうリアルな思考です。数年後読み返そうっとw


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