ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

循環思想

ロゴスの小径へようこそ。

もうすぐ桜。
大好きな季節。

その前には逝ってしまうかもしれない
私の大切な大切な柴犬。

5年前の今日、先代の柴犬が逝きました。
社員を辞めたのはその直後。
まだ5年しかたっていないのが信じられない・・・

それほどこの5年はいろんなことがあり
人間関係も大幅に変わりました。


四季は巡る。

桜の蕾が膨らみ
花を散らし
春が行き

夏や秋や冬が巡る。

そして
また来年の同じころには
桜の花びらを歩く。

蒸発した水は雨となり大地を満たし
また雲になって上っていく。

死んでいく動物たちは
その子に命を託し
またその子供の一生が始まる。

全てのこの世の物は
そうした繰り返し。

終わりはなく始まりもない。

仮に人間が滅んだとしても

かわらず日は上り日は沈み

滅んだ文明の上には
新しい文明が生まれる。

宇宙はゆっくりと膨張と収縮を繰り返し


そうして全てのものは循環していく。


この思想が循環思想です。
日本人の私たちの思想も、本来これです。
なんとなく、納得できるような気がしませんか?

大木が朽ちて倒れても
その若葉が育つような


これに対して
西洋のキリスト教思想とは

世界は楽園に向かっている、という思想です。
アダムとイブが原罪を背負い楽園を追われ
しかし神の子イエスの贖罪で罪を免れ
最後の審判のあと楽園に至る。

楽園に至れば、その先はありません。

つまり、「はじめ」と「終わり」が
必ずあるという思想です。

だからこそ
文明はその思想により

日進月歩、日々より新しく、より素晴らしい世界に
向かってまい進していく、ということになります。


しかし、その思想は間違っているのでは、と
公害が酷くなったり
宇宙から地球を見ることができるようになって
人びとは気づきます。

そこから始まったのがエゴロジーの思想。
宗教です。

いま、日本的な思想が世界を救う手段になる、みたいなことを
たまに耳にしませんか。

それは、そういうことなのです。

人類が自分たちの手で、技術と創造で歴史を積み重ね、
科学を進歩させる、という西洋の思想ではない

自然に身を任せるように
自然と共に生きることを
当然のように

いえ、今それができていないとしても

それは素晴らしいことだな、とうっすらとでも
思いますよね?

自然はそのままが大事だ、という。その感覚です。

(ちなみに、世界で「自然」に対してものすごく思い入れがある国は、
日本とノルウェーだけだそうです。)


震災から三年。
甲状腺がんの子供が増えたとか。
そんなこと、とっくにわかっていたはずなのに
事故当時は、「騒ぎすぎ」といって
何事もなかったかのように過ごして(過ごさせて)いましたよね・・・

原発をどうするのか、は三年たっても未解決のままです。
「よりよいエネルギー」を得るまでは
保留ということになるんでしょう。

だって未来にむかって、よりよく進歩していかないといけないのだから。


私たち日本人の本来の思想からいくと
よりよく進歩、しなくても
また昔に戻ればいい、というようなことになります。

そりゃあ不便ですけどね。
熱中症も増えるでしょうけれどね。

でも、なんとかして新しいエネルギーを!技術を重ねて!!というよりも
自然と共に生きようよ、と言う感覚、
わかるような気がします。




いかがでしたでしょうか。
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