ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

「奇跡」の証明

ロゴスの小径へようこそ。

愛犬は日に日に弱りやせ衰え
横たわり息をなんとかしているだけの状態。
死ぬのを待つだけの日々。

そんな日々が一か月近く続いていますが
一週間くらい前からでしょうか。

すこーーーーーーしだけ、流動食を飲むようになりました。
とはいえ、一日で大匙1杯くらいか。
何の足しにもなりません。

しかし、なぜか呼吸が楽になったように思えて
目もしっかり、こちらを見るようになったように思えて

毎日の通院も
辞めることはできずに今日まできました。

しかし、弱っていくのは間違いなく
帰宅するたびに息をしているか確認するのが
怖くて

思い出せば泣けるので
仕事では考えないようにして

電車でも、走って帰る道すがらも
思い出せば涙がぽろぽろこぼれ
恥ずかしいので
私はマスクをして、花粉症のふりをしていました。

一昨日でしょうか。
もう、すがるものはない・・・・

神社にそういえば今年は全くいっていない。
初詣も行っていない。

お参りするか、と思ったものの

その時間に犬が死んでしまうかもしれない、と思うと
到底行けません。数十分であっても。

ふと、お守りを犬のふとんの下に入れてみようか、と
考えました。


さてその愛犬が
昨日からいきなり、流動食を今までの何倍も
(とはいっても全然足りませんが)飲みだした、というのです。
私が不在時、ツレがあげてくれたそうで。

かすかな期待に
夕べは何度も起きて、少しでも流動食を食べさせました。

そして今日、病院へ連れて行くと

このまま食べだすなら、生きる可能性もある、とのこと!

余命数日と言われて
このありえない状況・・・・しかし、

一日に食べる最低量を先生に言われてくらっとしました。
今はその1/10も食べれてはおらず、
そこに至るまで、と思うと

やはり希望は持てないのかも・・・。

そしてそれからです。
今日の午後の数時間で

犬はいきなり必死に流動食を何度も何度も食べ始め
先生の推奨する量まであと少し!!!

3時間近く食べたり暴れたり(暴れることすらできなかったのです)

いまさっき、やっと眠ったところです。

もちろん、これでもう大丈夫とはいきません・・・
体重はありえないほど減っており、
次に起きたらもう食べないかもしれず、
まだまだ状況に大差はありません。


けれど。

私は、彼を餓死させるのが実はつらかった。

彼は、餓死寸前で引き取った子です。
とてもとても飢えていました。

なのに、最後もお腹を減らせたまま逝かせるのかと
実はそれが辛くて辛くて
お腹がグーグーなるのを聞くたびに
安楽死、が頭をかすめたことも事実です。

今日はたくさん食べたので

今後はわかりませんが

けれど、なんだか救われた思いです。
本当に。
ああよかった。

こんな奇跡、救いは

犬のふとんの下に敷いたお守りのおかげ・・・・


・・・・
・・・・
・・・・

ではないです。

実はお守りは、敷きませんでしたw

元気になれば、お守りの奇跡
ならなければ、まあ、そんなもんだよね、と思うだけ

その行為が
なんだかバカバカしく思えたのです。


奇跡は

数日で死に至るはずだった犬に
毎日病院まで彼を抱き、点滴を打ち続けたからこそ。

ちなみに、延命をメインにした点滴ではなく、
苦しまない最期を、のための点滴だったのですが。


奇跡は
お参りにいかなくても
お守りを買わなくても

どうやら起きるときは起きるようです。
ただし、自分の判断で。

必死にがんばったのは自分なので
いいとこだけ「神様のおかげ」になるのは
ちょっとシャクだな、と思う私も私ですがw


これからの人生も
奇跡は自分で起こそう

そう思えています。


いかがでしたでしょうか。

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そういえば桜、咲いたようですね。全く見ていませんでした。
悲しくてもうれしくても何も関係なく季節は流れていくんですねえ・・・


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