桃源郷思想
ロゴスの小径へようこそ。
現実から離れて
どこか遠くへ行きたい。
旅行もいいけれど、
期間限定の夢。
そうでなくて
人が夢見るのは
ユートピア。
一年中花が咲き乱れる
美しい秘密の場所。
木には果物が実り
日は降り注ぎ
川は光り
争いや醜いものはなにもない。
誰もが不老不死となる桃源郷。
黄金のエル・ドラード。
常世の国。
アトランティス。
しかし、本当にそうでしょうか？
あなたは桃源郷にいきたいですか？
私は子供時代には夢見ましたが・・・
試験も勉強もない桃源郷にｗ
けれど
世界に残るユートピア伝説は
そこから抜け出す主人公の話ばかり。
浦島太郎もそうですよね。
竜宮城というユートピアから
現世へと帰る。
なぜでしょう。
永遠の幸福は退屈を呼ぶのでしょうか？
不幸がない生活は、しかし幸せにもなれないのでしょうか。
子供時代はやはり、
なぜ帰りたいのかな、と思っていました。
その永遠の安住の地に住まえばいいのに、と。
その答えは
退屈が理由ではありませんでした。
人間とは、
他人に果報をみせてそれを褒められたい生き物
そして旅行に行ったことをひけらかしたい生き物だからだそうです。
オレ、ユートピアみつけちゃって〜
なんか気づいたら行ってたんだよね。
美女と美酒に囲まれて
おいしい食べ物と音楽と
最高の場所だったよ
写真見る？
とかいうのを
言って
他人に
まじまじ？？？
いいな〜〜〜うらやましいなあ！
とか言われて初めて
幸せ、と感じるんだそうです。
なんかわかる気がしますよねえｗ
つまり人間は
外部とのつながりがないと生きていけないようです。
自分の中で幸せをみつけてそこに住まうだけでは
幸せになれないんですね。
あくまでも他人の承認が必要なようです。
退屈が理由かと思ったら
そんなことだったなんて！！！
どこかに行けば
こんなカフェでお茶してます〜
なんて自慢して
いいね！
の承認をもらわないと
幸せになれないということですｗ
すごくわかる気がしますが
なんだか悲しい生き物ですよね・・・
そこに住まうことはできない、
ユートピア。
だからこそ人はそれを追い求めるんだそうです。
いかがでしたでしょうか。
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