ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

休息のために働く?

ロゴスの小径へようこそ。

人はなんのために
苦しい仕事や、何かを乗り越えたり
学んだりするんでしょうね。
生きる試練を敢えて受けるような。

もちろん生活のため、はありますが
私だって犬の介護はやらざるを得ない、
でもそもそも犬を引き取らなければその試練はなかったわけで

仕事だってそうです。
生きていけるだけの苦痛の少ない仕事と言うのは世の中にたくさんあります。

まあ何をもって苦痛とするかは人それぞれですが。

山登りをするように
なぜ私たちはチャレンジを続けるのか。
その先に何があるのか。

有名な哲学の問いですが、

人はがむしゃらに働いた先に
休むことを望むそうです。

戦争を続け周りの諸国を統一したあかつきには、
ゆっくり休むことを望む国王のように。

がむしゃらに働いた先に、
老後はゆっくりしよう、とか

平日がんばって週末ゆっくりしよう、とか

人は必死に働くのを望むのではなく
その先の休息を望んでいる、

かのように思い込んでいますが

実は違います。

諸国を統一したらゆっくり休みたいと言った国王に、家臣は言いました。

王様、なぜ今すぐそれをなされないのですか?


国王は諸国を統一しなくても、
今すぐ自分の領地で満足してゆっくり休むことができるはずなのです。

つまり人間とは、
先に休息がある、ユートピア桃源郷がある、と夢見つつ

そこに至ることはない生き物なんだそうです。

週末ゆっくり休む、を週末だけでなく常にゆっくり休む、が
出来ないわけです。

金銭的なことは理由ではありません。
お金持ちでも働くし

働かずに生きて行くことも日本では可能ですから。

必死にがんばった先に何が得られるのか?

ミスチル
終わりなき旅。

友人がFacebookにリンクしていてハッとしたのですが

「難しく考え出すと 結局全てが嫌になってそっと そっと 逃げ出したくなるけど高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな」


結局、

高い壁を登れば
登ったとき気持ちいい

それだけなんですよね。

たったそれだけのために
私たちは生きているわけです。

突き詰めるとそうなりますよね。

いろんな状況は人それぞれですし
気持ちいい、の内容も人それぞれですが


結局
自分が気持ちいい

のために生きているというこのシンプルさ。
これはうわべの言葉ではなく、
考え抜いて思考してたどり着くのがそこなんですよね・・・。

休息を得られるはずの永遠の桃源郷

しかしそこにとどまれない人間。
旅に終わりは、ない、ということですね。



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