死のうは一定
ロゴスの小径へようこそ。
昨日アップしたつもりがアップされていませんでした・・・
なので
今日は信長様のご生誕祭（旧暦でです。また諸説あります）。
というのは昨日、5月12日になります。
さて気を取り直し・・・ｗ
今日は信長様のご生誕祭（旧暦でです。また諸説あります）。
戦国武将の思想は、死に直面していたせいか、とても哲学的ですね。
死のうは一定。
「死」は決まっていること。
ひとたびこの世に生を受ければ
死なないものはありません。
それは誰もがわかっています。
実際には自分が死ぬという実感は
未体験なのでないのですが
人は自分だけは死なない、と思って暮らしているそうですし。
でも、とはいえ
年をとり
いつか死ぬだろう、というのは
当然頭ではわかっていますよね。
けれど
明日死ぬかもしれない、という事実は
頭でさえわかっていない。
どうしても考えられずにいるような気がします。
犬の介護でだんだん体のあちこちに故障が出てきました。
腕は上腕骨外側上顆炎になり、
安静にと医者で言われましたがどうしようもありません。
ペットボトルも持てない
ドアを開けるだけで激痛が走る
そんな状態です。
サポーターはもちろん
湿布を常にしていないと
仕事にも支障がでるほどです。
常に睡眠不足ですし
生まれて初めて
（あ、いや、学生時代はいつもそうでしたが・・・）
土日を待つだけの日々を過ごしているような気がします。
平日はなにもできないのです。
先の長い介護、いま無理をして今後もずっと続くのだから、
何か対策しないと・・・
しかしそこでふと気付くのです。
愛犬の症状からすると、
もしかしたら3ヶ月後に死んでしまうかもしれないという状況なのです・・・。
としたら
いまできる限りのことをしないと
一生の後悔になる。
どんな無理をしても
いま、犬のためにできる全てをしてあげたい。
けれど、
うちの犬は、老犬ではありますが
老衰に至るような年ではないのは
先代犬たちを見ている私にはよくわかります。
とすると、
このまま介護はあと何年も続くかもしれない・・・
うーん、難しい問題ですね。
いま何をすべきかのベストな選択が
できないことになっているわけです。
そしてふと気付きました。
これって、私たちも同じなんだと。
年をとって死ぬまでの何十年も生きるかもしれない。
でも、三ヶ月後かもしれない。
もちろん明日かもしれない。
それがわかっていれば
それにあわせた悔いのない生き方を選ぶことができるのに。
人は必ず死ぬ。
もちろんそれは虚しいこと。けれど
死期を知りえない、というのは
それと同じくらい大きな問題ですね。
子育てが終わってから
犬の介護が終わってから
仕事が一段落してから
何かをしよう、とか思ったりしていません？
その間に死んでしまうかもしれないのに。
しかし、だからといって今
したいことを無理して睡眠を削ってまでして
それで体を壊したり。
しかも
体を壊したまま100歳まで生きたりして。
いま、何をすべきか、
何をしたいのか。
いま、ここ
を追いかければいい、という理論はわかりますが
実際は
明日は仕事が忙しいから今日は寝ておこう、などというように
ないかもしれない明日のために備えることはよくあります。
それをしないがために後悔することも多いですし。
夢を実現しよう、なんて
最近のキーワードですが
（しかし実際それは少々古い思想ですが）
夢を叶えるために生きているとしたら
その途中で死んでしまうことになったら
なんだか虚しいですね。
となると
夢を叶える途中であっても常に楽しいと思える
というものを探すしかありません。
試合に出るために血のにじむような努力で
基礎体力をつけている、その瞬間も楽しい、と思えるような
そんな感じでしょうか。
仕事が楽しい、なんていいつつも
週末を待つようでは自己欺瞞の域を出ませんよねえ・・・。
明日死ぬとわかっていたら
仕事なんか休んで
行きたいところにいって
会いたい人に会って
食べたいものを食べて。
それが
どんなに不健康な生活であってもかまわない。
けれど、
明日死ぬかもしれないから、と
それを毎日続けることは実際には不可能ですよね。
だってそのまま何十年も生きてしまうかもしれないわけで。
うーん難しい。
やはり、その二つの道の中庸を行くしかないのかもしれません。
自分がいつ死ぬかわからない、というのは
やはりピンとこないのですが
犬がいつ死ぬのかわからない、と考えると
それは自分も同じなんだと気づかされます。
そのことを忘れずに
日々、何をすべきなのかを選択して生きていく。
後悔しない人生には
それしかないように思います。
いかがでしたでしょうか。
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