ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

「嘘」をついてしまう?

ロゴスの小径へようこそ。

今日は他のテーマで書いていたのですが、
たまたまテレビで、「嘘」についてやっていますので
それをテーマにしてみたいと思います。

人はなぜ嘘をつくか。


テレビでは、人間関係の潤滑油になる、とのこと

確かにその通りですね。

そういえばBSかなにかのCMでこんなのがあって
笑えます。


ーーーーー
人間関係って最後に「なんちゃって」をつけるとうまくいきます。

この馬鹿!

・・・なんちゃって

この豚!
・・・なんちゃって

ーーーーー


冗談のようですが真理でもありそうですw


適度な嘘で世界はまわっていますよね。


相手を傷つけないための「良いウソ」なら
ついてもいい、とのことです。

残念ながら美人とはいえない子供だなあと思っても
「かわいいね」と
言ってしまう嘘、みたいなw



私もそう思って生きてきました。

しかし

・・・



良い、嘘?????






ところで
一般的に、嘘をつくのはよくない、と言われますが


例えば
殺人鬼に追われている女のひと。
右の角をまがったのをあなたはみました。

そのあと殺人鬼が追ってきてあなたに聞きます。

彼女はどっちに行った?

と。


あなたは「嘘をついてはいけない」ので
右だ、と教えますか?

それともそこで左だ、と嘘をつくのが
「良いウソ」ですか?




そもそも嘘をつくのはいけないことと言っても
人は話すことのほとんどが嘘です。


自分自身にさえ嘘をつきます。


●●なんかしなくてもいい、
私は疲れてるんだから

なんてね。

その●●はしなくてはいけないこと、と
あなたはわかっているはずです。

けれど嘘をついて自分を騙す。


ちなみに本気で気にならないなら
そんなことを考えもしません。

今日もピアノのレッスンをしなくては・・と
私が思わないのは
私がピアノを演奏しないからです。
(幼少時は習っていましたが)


しかし

制作しなくては・・・。でも疲れていて介護もあって
描けない

こちらは嘘ですね。

こうしてブログを書く時間で描けるはずですから。




ところで、嘘がつけない人がいます。
本当の意味で。

脳の疾患でそうなってしまうそうですが

社会に適応できないとされてしまっています。

彼は誰よりも真摯に生きているだけなのに


本当のことは言ってはいけないのが世の中なんですよね。


いえ、これがいいとか悪いとかではなく。


本当のことは言えない
嘘でかためて一生生きていく。

この意味ってなんなんでしょうね・・・?


とはいえ
嘘がない世界に生きたいわけではありません。

考えただけで怖いですw


しかし

だからこそ

自分自分には嘘をつかないように
生きたい

そう思える人が哲学体質なんだと思います。

辛辣で厳しいです。しかも自分に。

けれど、それを直視せずにいられない。
他人との潤滑油としてならまだしも、
自分のなかで自己弁護して嘘をついて生きることが
馬鹿みたいに思える。


しかしその真実を追い求めたところで、
けして「幸せ」と言えるわけではないのですがw



それにしても、「良いウソはついてもいい」なんて
定義があやふやなうわべだけの言葉を
テレビでは放送しますよねえ・・・信じちゃう人もいるのに。


まあ、思考しても答えはないのですが

これだけ嘘をつきながら人は生きているのに
あっさり嘘に騙されてしまうのは

騙されたい
言葉どおりに受け止めたい

という感情があるからなんですね。


生きることは楽しくて
夢を追いかけて
子供に未来を託して

そんな嘘で自分を騙して生きられればよかったのですが。
言葉どおりに。


嘘をついてはいけません

と親は子供に言いますが

とっくに嘘なんかつかれているのにねw
自分がそうだったように。




嘘の定義はとても深く
答えはありません。

そんなことさえ知らずに
生きている人のなんと多いことか!って私もでしたw

でも

それを知るとむしろ楽になりました。


過去の自分の嘘を責めることが(他人を傷つけないものだったとはいえ)
たまにあったのですが

それはたいした問題ではないとわかったので。




いかがでしたでしょうか。

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