ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

成功者の真似

ロゴスの小径へようこそ。


最近、サクセスヒストリーの自叙伝なんかが流行ってますね。
テレビでも、企業がいかにして赤字から黒字に転じたか、
なんていうタイプのが流行っています。

最初から順風満帆じゃダメで、
一度は売り上げが落ちて奇跡の復活、とか
大学生が二人でガレージで立ち上げた小さな会社がいまや大企業、とかw

なにかしらそういう要素があると
うけるそうです、特に日本人には。

成功者の話し、というだけだと
反感をもたれてしまうそうですが

その裏には意外な努力が、とか
幼少時の貧乏が、とか
そういう苦労話があると「許して」もらえるそうでw

だから成功者はなおさら
苦節時代を強調するそうですが

(書きながら思う・・・身も蓋もないなあ・・・w)



誰もがそういうサクセスストーリーが好きなのは

その通りに生きれば
自分も同じように成功できるのでは、と
期待するからです。

最初からお金持ちで成功者、ってだけでは

自分が入り込める要素がないですもんね・・・(涙)



成功哲学も結局はこれがベースです。
うまく行った人の体験を
この通りにやればうまくいくんだ、と
教えてくれるわけですが。



ところで歴史とは何かについて最近学んでいるのですが

なぜ人は歴史を知りたがるかというと
そこから学び取りたいわけです。
なんらかの法則を。


しかし歴史から学べることは


前回の災害でどれくらいの被害があって、
だからどこをどれくらい補強しよう、というような

現状をベースに、よりよく改善する方法だけだそうです。

なぜなら

その通りに再現しようとしても再現ができないものだからです。

例えば

明治維新がうまくいったので
また維新をしよう、

としたところで

うまくいかず分解・・・とかw



日本にとって大きな維新が起きたのは
あの時代
そしてあの英雄たち
がそろったからこそできたこと。

そして、
たび重なる偶然が織りなしている部分も大きいですよね。

例えば
竜馬暗殺がもっと早く遂げられてしまっていたら?

桶狭間で天気が崩れなかったら?



などなどなどなど


そういうまるで神の仕業のような偶然が重なって
歴史の重大な場面はつくられるので

現代歴史を振り返ると、いろいろなドラマがあって
おもしろくもあるのですが



しかし

だからこそ

歴史の再現は難しいのです。



一人の人間が成功したという軌跡もそうです。

同じだけの実力、同じだけの家柄、
同じだけの努力をした二人の人間がいたとしても

まったく同じ成果にはならないのはもちろん


成功者が、教えてくれるノウハウはあっても

「あの日飲み屋で偶然出会った人が●●を買ってくれたおかげで・・・」
のような

「運」みたいなものは
マネしようとしてもできるものではありません。


企業でもそうです。
マーケティングで、これこれこのようにすれば
どれだけの収益が見込めて、

なんていう時代もありましたが

アメリカではもう「マーケティング神話」は
とっくに崩壊しているそうです。




成功者のマネをしても
成功しないのは

当然といえば当然です。

再現が不可能だからです。

成功する人は、人のマネをしているようでいて
実は独自のものを持っている人、というのは
そう言われてみればその通りですよね。



私がまだ占いを信じていたころ(笑


誰を目標にしたらいいのかわからない、というような話をしたら

誰のマネもできない。
新しい事をしようとしているので


と言われたことがあります。
そしてそれが悩みになるだろう、と。


真偽は別としてw


たまにそのことを思い出します。


成功(まあ、何をもってそう言うかは別として)のために
誰かのマネができるのは
そのノウハウや、ごく一部。
しようと思ってもできないものなんですから。


そう思うと
必死に本を買ってその通りにやってみることの
なんと馬鹿らしいことか!

私は一日に何度もありがとう、と言ってみたり
トイレをきれいに掃除しても
ちっとも幸せ度がアップした気がしませんでしたw

やはり、もともとそれが幸せ、という素質を持っていた人を
よりよくする、というのが歴史の限界のようです。


で、最近の私にとっての「成功」とは

「自分を生きる」ということです。
この言葉の定義もまた難しいですが、
そしてなかなかできないですが

けれどそれを目指しています。
生きて、死ぬまでの一度きりのこの人生を

自分を生きないなら意味がない、と
心から思うのです。


私が私を生きるためにしたいことは
確かに前例がないことです。
(ビジネスとして前例がないから成功する、とか
そういう意味では全く無いです。
なんならお金にはなりませんしw)


そういえば、生きているうちに全ての国にいってみる、を
目指している友人がいて
なんて素敵なんだろうと思いました。

私の 自分を生きる もそういう感じのことです。


成功者になりたければ
人のマネをせずに
自分を生きる


というのが私の最近の答えなのですが

成功という意味をどうとらえているかによって
それはわかってきますが


もし世間一般に言われているような成功をめざすのであっても

やはり成功者のマネ、はしたくても机上の論理でしかなく
現実はできないもののようです。





いかがでしたでしょうか。


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