ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

後悔から脱出しよう

ロゴスの小径へようこそ。

忘れよう、忘れたいのにふとした時に思い出してしまう、後悔するあの出来事。
あの時、ああしていたら・・・

特にそれが「死」にまつわるものだと
その辛さは人には語りきれませんよね・・・。


私の場合は犬ではありますが

最愛の犬を
結局殺してしまったのではという後悔は

どうあっても消せません。

もちろんそうではない、とも言えますが

しかしあの時ああしていればもしかしたらもう少しは・・・
などと

考えずにはいられないのです。


この辛さを緩和してくれるのが
「虹の橋」のお話です。
ご存知ですか?ペットロスから立ち直れない方にはお勧めです。
(虹の橋 で検索すると出ますよ)

自分が死んだらあの子たちに会える。
そう思うだけで心が救われます。

確かに心はなぐさめられる。

けれど

私は最近気付きました。

こういう考え方で
悲しみは緩和しても

後悔は緩和しないんだと。




悲しみと

後悔は

別ものだったんだ。



人は悲しみのほうを必死に癒すけれど
後悔のほうには目を向けないで放置する。

だってそこに触れるのはあまりに辛いから。




人はやさしい言葉をくれます。

・・・

あなたの犬は幸せだったよ

感謝しているよ

あなたの気持ちは通じているよ

・・・


それで心が休まる人もいるでしょう。
私も、他の人にはそういう言葉で
気持ちを慰めようと試みます。



けれど

私は知っている。

その確証は何もないということを。

いくら言ってもらえても
確証のないその言葉で

後悔は消えないということを。


いえ

あなたも知っているはず。


あなたのせいじゃない
あの人は幸せだった


そう言われて微笑んで見せても


心の底では消せない後悔を抱いて
生きているはず。
そしてふとしたことで
心が裂けるほど痛い思いをしているはず。



あなたは

ダメなのです。

真実に近いものから目が離せない。


だから

天国で彼は幸せだと

そう言われても


自分を騙せないのです。


天国がある、ってどうして言えるの?と
心で思ってしまうのですから。




そういうあなた。そして私。

どうしたら後悔から抜け出せるのでしょう。


お気づきの方はお気づきかもしれませんが
私は考えて考えて

やっと気付きました。
それは


「後悔してももう戻らない」

ということ。

当たり前ですよね?

そう、当たり前です。


でもこの当たり前の事実について
ちょっと考えてみてください。


だって
何をどう考えてももう戻らないのです。
やり直せないのです。

考えて、少しは改善するなら
考え尽くせばいいのです。

けれどもう戻らない。

次に同じ失敗を、後悔を、しないようにする

という学び以外には

(しかし実際は人は何をしても後悔するのですが。)



何もできないのです。



どんなに後悔していても
後悔することに意味はないのです。

後悔したからといって罪は消えないのですから。


つまり、

論理的に思考してみると、

後悔することに意味はない。
罪も消えない。
だから考えても逝った彼は戻らないし、喜びもしない。
考えてもしかたない。


ということになります。



彼は幸せだったよとか
犬は喜んでいるよとか

そういう言葉で癒されないあなた。


考えてみてください。


後悔することに意味はない。

(先述のとおり、失敗を繰り返さない教えには成り得ますが
しかし人は何をしても後悔してしまうようにできているのです)



それよりも
幸せに生きていくこと。


あなたが愛した
あなたを愛した

彼の気持ちを思うなら
そちらの方が実際は喜んでもらえるのではないでしょうか。


後悔してもしかたない。


当たり前すぎますが
考えてみてくださいね。

私はこれに気付いてから
だいぶ心が軽くなりました。
思い出すたびに、

あそっか、しかたないや、と思えるからです。

考えても考えても
しかたない、に行きつきますから。




いかがでしたでしょうか。



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