ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

経験論

ロゴスの小径へようこそ。

人は、自分の経験したことしか理解できない。
これが経験論です。
これに対して、観念論とは、自分が経験しなくても
人は生まれつき「知っている」ものがある、ということ。

時間や空間の認識がそれです。

現代ではどちらも両極端で、
そのどちら、と決められるものではないと言われています。

特に今はメディアが発達した時代。
実際に経験しないことでも
画像や動画で、まるで経験したかのような感覚になります。

初めて行った場所でも、さんざん調べて行きますから
実は初めての場所、という感動は少ないそうですよ。



とはいえ、経験していないことを決めなくてはいけないとき
本当に悩みますよね・・・


さて犬を飼うことに関して
昨日まで本当に悩み、そして自分なりの答えを出しました。


犬を預かることにしたんです。
それは、里親さんが決まるまで一時的に犬を預かる
「預かりさん」というボランティア。

ボランティアするにはいろいろな条件もあって
無理かな・・・と思っていたのですが
柴犬を選べて、預かる前に合わせて選ばせてくれるという
ボランティアさんを知り

(通常犬種は選べないそうです。
ご興味のある方は、柴犬ブログへ^^
夏の間は保護犬猫がすごく増えるそうで、短期の預かりさんも
募集中だそうです)

まあ、またそれはそれでかなーり悩んだのですが

預かりさんをしている先輩の友人に

「一度やってみないとわからないよ!
やってみて嫌なら一度でやめればいいだけだよ」

という言葉をいただき・・そうだよね!!


何事も経験。
そして

引き取ってしまえば当然戻せませんが
預かりであれば戻すこともできるわけです。
もちろんそんな軽い気持ちではやっていませんけれど

でも、やり直しが効くわけで。

だったらやってみればいいんですよね。

そして今日
柴犬の女の子を預かって来ました。


既にいろんな発見がありました。


昨夜、そのことをおずおずと提案すると
「もう一生犬は飼わない」といっていたツレが
預かってもいい、と言ったこと


先代の子は、噛み癖があったので大変だったので、
預かりとはいえ、おとなしい飼いやすい、慣れた子を、と
今日数匹の(ちなみに犬は数頭、となりますが、なんか匹、な感じなので・・w)
柴犬と会わせていただいたのですが

気になったのは
保護されたばかりで、まだ慣れなくて
仲間たちの輪にも入れず、びくびくしている子。

そういう子が、うちにきてだんだん慣れて行って
だんだんずうずうしくなってくれるのがうれしいわけでw

そして人に慣れてかわいーくなったら
里親さんも決まりやすいしね。

一時預かりさんは、そういうトレーニングも役目の一つで
私には無理無理、と思っていたけれど

実はプロのトレーナーさんに習っていたのを
忘れていました。

犬がおどおどするとき、どうしたらいいか
引き取った日はどうしたらいいか

そういうことを自分がわかっているのに驚きました。
習ったから当たり前なんですが。

そうなってみれば、慣れたおとなしい子より、
こういう子がだんだん幸せそうになっていくのを見るのが
預かりの醍醐味(クライマックスは里親さんがみつかり幸せになること)
だったか!!とか。

そういうことに気付いたのもひとつ。


そして、犬が来たのがうれしくてしかたのないツレ。
もうこのままうちの子にしてもいい、と言いつつ

散歩の手伝いや私が旅行にいったとき
見ることができるか、と聞くと
無理だそうです・・・


ああそうだったのか
まさかそう来るとは!!

それが無理なら無理です。

正直、まさかそう言うとは思わずに
また犬を探しつつ心は揺らいでいたのです。

これも今回経験したからこそわかったこと。


そしてなにより
昨日まで何時間もいない犬を探しまわっていた私が
里親さん探しという建設的なことに時間をまわせるようになったことw

まだまだですが部屋も片付けざるを得ません。

先代がなくなり、家も片付け放題となったのに
ひどい脱力感からまったく、いえむしろ以前よりも
家事をしなくなっていた自分に気付きました。

いえ家事だけじゃない

その他の全てのことも。


このワンコ
ラテン語でルナ、と名付けました。月という意味です)
がいつか去ってしまえば
いまから既に泣けるほど悲しい

けれど私にとっての犬の最後の思い出がいまは壮絶な介護と
息をひきとったあの瞬間なので


ルナとの幸せな別れを経験することで
先代わんこたちの思い出も、もっと楽しい事を
思いだせるようになるなあ、と思えたりして。


幸せになるには覚悟がいる。

ここのところ、アランの幸福論からそれを学び

ここにも書いてきました。それは
自分への言葉でもあったわけです。


そして覚悟を決め勇気を出して実践する。

ルナが来て
私の世界は一気に変わりました。

ルナがお嫁に行ったあとも預かりを続けるのかは
いまは わかりませんが

人生とは一度きりの旅。

今していることが将来にプラスかどうか、なんて
どうでもいいとも言えるんです。

今日の幸せを、
今日を感じることが

人生そのものなんですよね。


そしてもう一つ。知識がある、ということは
生きやすくなるということなんだ。あたりまえですが。

犬をどういうとき、どう扱えばいいのか
今の私にはわかる。
介護で発揮できなくなっていましたがw

自転車におびえるルナをどうすればいいのか、とかね。
抱きしめてよしよし、は不正解。たいていの人がそれをしますが。

って犬の話はもういいかw

知識を得た代償はけっこう大きかったですがw


さて明日からまた朝カフェはしばしお預けで
家で朝勉強しよう。ルナの様子を見つつ。


今まで以上に、したいことをする。

未来は自分で切り開く。
引き寄せとか神様の思し召しとか
そういうのではなくね。



いかがでしたでしょうか。
ヌシも必死に生きています。実践哲学ご紹介ロゴスの小径。


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