ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

「神」は何からできているか

ロゴスの小径へようこそ。

神様は愛からできているのでしょうか?
いいえ神様は「恨み」からできている、とニーチェは言います。

キリスト教のベースは
虐げられた弱い、病んだ者が

お金持ちだったり頭がよかったり地位があったりする人よりも
救われる。

幸せになれる。

というもの。

貧しきものは幸いである、っていうアレです。


そんな神をつくったのは、
貧しい者の恨みの気持から。

幸せで自分たちを虐げる人間へ復習したい。
けれどそんな力はない、としたら

ああいう人間は死後不幸になり
自分たちのような恵まれない人間が死後幸せになるんだと

それくらいですよね、言えるのは。



ちなみに日本の神様は
恐れ からできています。

日本の神様は崇り神が基本です。

恐ろしいから、祀ってご機嫌をとる。
祀ったんだから御利益をもらう。


そんなシステムになっているそうです。



ところで、
ニーチェの有名な言葉

「神は死んだ」というのがありますが

神はなぜ死んだのでしょう。

それは私たちが殺したから。
どうやって殺したのか。


キリスト教は、(本来イエスが訴えたかったこととは違うとしても)
意味のない、人間を苦しめる古い迷信やしきたりを葬り、
真実を追い求めるよう人々に示唆し、結果科学を発達させてきました。

しかし科学が発達した結果、
人々は知ってしまうのです。

いくら地球が宇宙の中心で、そのまわりを
太陽や惑星がまわっている、と教会が言っても

地球の方が太陽のまわりをまわっていることに。

それまで信仰されていたことが
科学に照らすと、なんの根拠もないことだと
人々は気付いてしまったのです。


だから信者は減っていく。

神を信じた故に、神の言葉を聞き
その結果、神を信じられない理由を知ってしまった。


なんと絶望的なんでしょうね・・・。

このむなしさをニーチェ
神は死んだ

と言ったわけです。


神が死んだあとも私たちは
社会主義とか資本主義とか
いろんなものを「信仰」してきましたが

結局どれも崩れて行きましたよね・・・


次はどんな神をつくるのか。つくれないのか。

ニーチェは、いまの この時代を予言していたそうです。




読書マラソンも8冊目。
できるだけ広く知識を得て、わかりやすくご紹介できればと思っています。


いかがでしたでしょうか。

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