ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

宗教について

ロゴスの小径へようこそ。

人間とは宗教的な生き物だそうです。

ちなみにこの場合の宗教とは、宗教団体と言う意味ではなく
個人の信心として、です。


自分は無神論者、という人でも

結局何らかの他者を信じているそうです。

例えば科学とか。
例えば愛する人とか。
例えば理性とか。
例えばお金とか。
例えば「神はいない」とか。


宗教、とは

その根拠なく盲信することです。

「神」というのは記号みたいな便宜上の呼び名であり
人間の形をしたアレ、というわけではないです。


神なんかいない、と言ったところで
結局何かを信じているんだ・・・と思うと
かなり虚しい気持ちになりますが


なぜ根拠なく他者を信じてしまうのか、というと

人間は自分が信じられないのだそうです。

だから自分以外のものを信じてしまうんです。



なんて悲しくて愛しい生き物なんでしょうね・・・



今日はいい日だ!と自分が思っても

くだらない占いを見ては


今日は最悪の日になってるから駄目だ

と思ったりね。


気分がイマイチだな、と思っていたのに

今日のあなたは最高

なんて読んだら


そういえば今日はいいことがあったな、なんて
持ち直したりして。


おみくじで大吉が出ればうれしいし
凶だと気にしない、といいつつ10分くらいは気にしてるしw





しかしその「根拠なく信じるもの」のために

人は戦争したりするんですよね・・・

戦争の根源をたどればそのほとんどが宗教です。


突然他の国の土地を
自分の土地だ、と言ってくるのも
その根底は宗教なんです。

それは
私たち日本人が自然と
太陽を「お天道様」なんて言ってしまうように

それが宗教的根拠であると
一人ひとりは意識していないのですが。



日本人はやっぱり白いご飯だ、とか言いますが
白米を食べだしたのはいつごろか、
その経緯は、なんて調べると

それがごく近年である事実を知りますよ。

だから

「日本人はやっぱり白い米じゃないと」とか
言われると

おかしくなってしまいますw
指摘はせずに心で笑うことにしていますがw


「日本人はやっぱり」なんて
自分で調べたり判断したわけでなく

受け売りでしかない、それをそのまま
疑うことなく信じている。

これも宗教ですね、

「日本人はやっぱり白い米」教ww




どうせ何かを信じないと生きていけないのなら
それ相応のものを信じたいですよねえ・・・

あとの人生はそれを探して生きるか。


ところで犬を飼っている哲学者が多いのは
犬は人間を信じてくれて、
だからこちらも犬を信じられるからなのかもしれません。

それは結局
何かを信じたいのに
根拠なく信じることはどうしてもできないからなのかもしれません。




いかがでしたでしょうか。


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