ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

「欲望」について

ロゴスの小径へようこそ。

欲が深い方ですか?物はあまり欲しくない、と言う人も
食べたいという欲、なまけたいという欲

そういう全ての「快楽」への欲望が深い人が

苦しい人生を歩むことになります。


とはいえ
ある時から急に

「欲を抑えなさい」といっても

そう簡単にできないし

できたとしても続かないし

そういえば断舎利したお部屋、
いまもきれいなまんまですかあ?w


とすると

やはり子供時代の教育が大事だということになります。

子供時代に「節制」を学んだ子は
大人になってもそう苦しまずにそれを実践できます。
例えば、部屋をきれいに片づけたり
例えば、勉強すべきときはしたり

節制を学ばずに快楽のままに育った子には
つけがまわってくるんですね。
だから「いいおうちの子」はお行儀がよかったりするわけです。

半面、甘やかされて育った「おバカ二世」なんかもよく話題になりはしますが

成功哲学のほとんどが「習慣」によって人生が決まる、と
していますが
本当ですね、それ。

同じことをしていても、
子供時代からそれが習慣付いている人には
そんなにしんどくないんですよね。

同じ階段を上っても
筋肉を鍛えている人の方が楽に上れますが
それに似ている感じですね。


とはいえ
修行みたいなもので煩悩を抑えて
心を穏やかに生きろ、という思想もまた

アリストテレスは否定します。


だって、できないですよね、普通の人には。

もちろん有る程度それに近づくことはできます。

でも、特別な修行僧のように
心頭滅却すれば火もまた・・・とはいきません

やけどをすれば
あちーーーーー!!!

となりますよね。
何もなかったかのように平然とはできません。

悲しい出来事も
おかしいことも
うれしい事も

本当にその感動が大きいときに
無反応でいろというのは無理な話で現実的ではありません

やはり人は

快楽と、節制を両方体験しつつ

どんなときにどれくらいの選択をすれば
一番自分にとっていい道を選びとれるかを
決められるようになるしかないんです。


それこそが「中庸」であり

中庸とはただただ心が揺れないようにする、という意味では
なかったのです。

今回初めて知りました。


大人になったら親のせいにできないし、
してももう時間は戻せませんが

自分がこんなに快楽に流されやすいのは
親の教育のせいだったんですねえ・・・涙

不健康になるとわかりつつも
食べ過ぎてしまう
もっと勉強しないといけないと知りつつも
遊んでしまう
部屋を片付けないといけないのに遊んでしまう
仕事のスキルを磨かないといけないのに遊んでしまう
人生についていろいろ考えないといけないのに遊んでしまう

あ、遊んでしまう、ばっかですねw

でも今から子供時代には戻れない私たちは

その分「徳(自分の本来の能力を活かすこと)」を伸ばすための行動を
苦しみつつも自分をコントロールして選ぶ必要があるわけです。


世の中ってそんな風にできていたんですね・・・

お勉強できる子はどうしてできるんだろう、って
親の教育だったんですね。
それも勉強を教えるという実践という意味ではなく
それを自発的にする子供に育てる、という。

実際できている人もいる(頭のいい子いますよね)わけなので

やろうと思えばできることになります。

もちろん運動できる子、なんかも同じですね。
運動能力は持って生まれたものでも

地道な走りこみや基礎体力をつけたりするのは不可欠で
それをこなせる子が、人より運動ができるようになるわけで

誰もがプロ野球選手やサッカー選手になれないのは
そこです。

そう考えるとなんでもそうですね。

ピアノだって毎日基礎練習をしますし

絵だってデッサンやスケッチをします


もちろんそんな面倒で地味なことはしないで
快楽だけを追いかけて
夢を実現できない人生であっても
それがいけないというわけではありませんが。


とりあえず
この数カ月ストップしていた制作を
今日再開しました。

やれば楽しいんですが始めるまでがなかなか・・・

今の私にはカフェで勉強(というか読書に近い)が
「快楽」なのですが

それだけを追いかけた結果で
自分のしたいことはできそうにないのでw

とはいえ
読書は快楽ですが
レポート書きや試験勉強は自分を律さないとできません。

なので、それをできないことの言い訳にする気はありませんが。


私は人より楽ちんに生きてきてしまった気がします。
何をするのも面倒くさいーと思ってしまうしw

なので人よりも自分を律する必要があるんですね・・・
それでやっと、他の人と並べるわけです。

もちろんしたくないことをしろという話ではないですよ。

そうではなくて
手に入れたいものがある場合の話です。



いかがでしたでしょうか。


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