ロゴスの小径 〜心の空洞を埋める方法〜

やさしい「哲学」が世界観を変えます。「スピリチュアル」で幸せになれないような気がする方へ。

休みのために働く

ロゴスの小径へようこそ。

今週もお疲れ様でした。仕事を終えてやっと週末。
ところで私たちはこの「休み」のために働いて生きているのでしょうか。


きれい事を並べるのは簡単です。
仕事は自分の生きがいだとかね。

けれど休みがうれしいということは

そして
有り余るお金があるとして
なんでも好きなことが(してみたい仕事を含め)できるとして

それでも今の仕事をそこで続けているだろうかと思う時

yes!と言える人が
どれだけいるものでしょうか。


これをどんどんつきつめて考えて行くと
どんどん虚しくなってきますw


休みのためだけに毎日働いて生きているのか???

虚しい・・・



しかしアリストテレスによると

休みのためだけに働く人生は幸福ではないといいます。



ではどうしたらいいのか。


仕事のために休む、のです。

人間は
もちろん
休まないと生きていけないですよね。
ずーっと仕事だけでは疲れてしまいます。

だから当然休むわけで
休むのは少しも悪い事ではありません。

休むのは
仕事を続けるために必要だからです。


アリストテレスが好きだった
亡くなった祖父の座右の銘

食うために生きるな
生きるために食え


というのはまさにこのことだったんだ!!!!


食うために生きる

とは

まさに
休日のために仕事をする
ですよね

これを続けると人は虚しくなります。

できることなら休日だけで埋めた方が幸福ってことですから。


けれど
生きるために食う

のは

仕事のために休む

ということ。

これこそ幸福へのステップというのは
なんだかわかります。しかし

実際は難しいのではないか・・・
意識をそんな風に変えたところで
簡単に逆転するものではありません。



しかし
ものすごくものすごく
仕事が楽しい時
まさにこんな状態になる体験を
したことがありませんか?

休日でさえ
仕事のためのアイディアを練ったりして。それも楽しく。


もちろん
そんな仕事を一生できるのなら
どんなに幸せだろうと想像つきますが

やはり難しいですよねえ・・・。


ちがうアプローチで考えてみます。

仕事を辞めて
家にいた頃。

専業主婦状態ですね。
まあフリーで仕事もしてましたので
全く仕事をしない、という期間は無いとも言えるのですが

犬の介護が無かった時代は
毎日ジムに行き
友達と会い


しかしお金はどんどん無くなり

そして虚しかった。


もちろんそう感じない人もいるでしょうし、
お金が入るならこんな風に感じなかったかもしれませんが


そのまま生きて年老い死ぬ

と考えると
虚しかった

やはり自分には仕事が必要なんだと思いました。



休みのために生きていると
虚しくなります。


ちなみに、仕事でなくても
それがあなたにとっての「生きる」ことであれば
なんでもいいと思います。


例えば「学ぶ」とかね。


私の場合は
描く(=仕事)ために 食う


あなたは何のために食う、

ですか?
あなたの「生きる」はなんですか?


それともやはり 休みのために働く、つまり食うために生きますか?

自分の人生なので
もちろんどちらでもいいんですけれど。


アリストテレスを読み終わり
今日からハイデガーを読み始めました。


次回から少しまた内容が変わる予定です。




いかがでしたでしょうか。

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